落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

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第426話

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「アア・・・アアア・・・」

 端正なマスクを歪ませて、切なげに喘ぐブライト。

 チュプチュプチュプ・・・。

 ラファエルの右手がリズミカルに上下する。

 それもただ扱くのではなく、亀頭を手のひらで包み込むようにして撫で回すのだ。

「だ、だめだ・・・」

 ブライトが仰向いた。

 白い喉で喉仏がごくりと動く。

「それ以上、されたら、ま、また、出る・・・アアアアアアアア・・・」

 ちゅぷ。

 その言葉通り、ブライトのペニスの先っちょからまたしても白濁液が漏れ出した。

 垂れるゼリー状の体液が、ラファエルの皮手袋を汚していく。

 量は大したことはない。

 が、ブライトが今なお絶頂にあることは明らかだった。

 無理もない。

 蔦の一本がまだ、180度開き切ったブライトの両脚の間に開く肛門に深々と突き刺さっているのである。

 蔦たちはその一本一本が独立した生命体ででもあるのかー。

 ブライトの肛門に潜り込んだ一本は、他の蔦がラファエルに引き剥がされたことにもおかまいなく、相変わらずクチュクチュといやらしい音を立て、規則正しくピストン運動を続けているのだ。

 男にも存在するというGスポット。

 そこを責められて、ブライトはドライオーガズム状態に陥っているに違いない。

「君、可愛いね。人間にしておくには、もったいないくらいだ」

 快感に喘ぎ、悶えるブライトを扱きながら、ラファエルが言う。

 空いたほうの手でブライトの上半身に取りついた蔦を取り払うと、今度はプニプニと乳首を揉み始めた。

「アア・・・アアア・・・、チ、チクビ、イイ・・・」

 顔を歪め、すすり泣くブライト。

 ラファエルの右手が直線に沿って下り、垂れ下がった丸い睾丸を肉棒の根元と一緒くたに握りしめた。

 ぎゅううううう。

 つぶれそうになるくらいまで強く握っておいて、引きちぎらんばかりの勢いで円を描いて回転させる。

「はううううっ!」

 槍形の亀頭を大きく上下左右に振り回され、ブライトが身体を硬直させて腰から上を反り返らせた。

 天を向いて突き出したふたつの乳首をラファエルがねじり、押し込み、こね回し、引っ張った。

「そんなにも、僕に抱いてほしいのか」

 手袋をはめた両手でブライトを弄びながら、ラファエルが挑発する。

 彼が服を着こんだままであるだけに、全裸に剥かれたブライトの卑猥さが目立つ。

 正装の貴公子に手技だけで逝かされるブライトは、つがいの僕から見てもあまりに淫らで、恥ずかしい・・・。
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