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第414話
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脳の中がざわついた。
いつか耳から侵入し、大脳の襞に入り込んだあの女魔族の触手の切れ端が、活性化し始めたのだ。
手の動きが速くなる。
握った男根はもうカチコチだ。
会陰部に開いたヴァギナがヌルヌルになっているのが、内腿に滴る淫汁の感触で分かった。
僕らオメガは、第二次成長期に入ると、最初、アナルが女性器化する。
そして、ヒート期を迎え、体内に子宮が形成されるようになると、会陰部に本物の膣ができるのだ。
その際、直腸から子宮への分岐は閉ざされ、肛門はもとの男色のための穴に戻る。
そうして僕らは、バイセクシャルの肉体を獲得するわけだ。
つがいのアルファが異性愛者なら、膣で相手を満足させ、同性愛者なら、肛門で愛を受け容れるー。
けれど、幸いなことに、ブライトも僕同様、バイセクシャルだった。
だから彼の場合、僕の下半身委穿たれたどちらの穴も欲しがるのである。
そんな妄想で頭を一杯にしながら自分自身を扱き続けていると、魔物が次の行動に出た。
突然ペニスを握った右手を振り上げ、ブライトの裸体を宙に投げ上げたかと思うとー。
落下してきたその肉体を、なんと今度は、ふたつの乳首だけつまんで、宙吊りにしたのである!
「アアアアアアアアッ!」
わずかな面積の乳首だけを支えにして、ブライトの裸身が吊り下がる。
「ち、ちぎれ、るう・・・」
目尻に涙が浮かび、半開きの口から舌が飛び出した、
魔物はかなりの巨体だから、ブライトの足は完全に宙に浮いたままだった。
クリックリックリッ。
抓んだまま、魔物が指をこじる。
乳首を抓んだ指は、いつのまにか刃物のような爪は収納して、人間と同じような形状を呈していた。
「ハアハアハアハア・・・」
ブライトが喘ぐ。
痛がっているのではなさそうだ。
その証拠に、見よ。
股間から急角度で突き出した肉棒の先端からは、おびただしい量の先走り汁が滴っている。
にゅるり。
大脳の襞のすき間を、触手が這い回る。
「ブライト・・・すてき、だよ・・・」
触手の動きが徐々に快感へと変わっていき、僕はかすれた声でつぶやいた。
上唇に、ふと、冷たいものが触れた。
触手が分泌する性腺刺激ホルモンで、僕は鼻血まで出し始めていたのだ。
いつか耳から侵入し、大脳の襞に入り込んだあの女魔族の触手の切れ端が、活性化し始めたのだ。
手の動きが速くなる。
握った男根はもうカチコチだ。
会陰部に開いたヴァギナがヌルヌルになっているのが、内腿に滴る淫汁の感触で分かった。
僕らオメガは、第二次成長期に入ると、最初、アナルが女性器化する。
そして、ヒート期を迎え、体内に子宮が形成されるようになると、会陰部に本物の膣ができるのだ。
その際、直腸から子宮への分岐は閉ざされ、肛門はもとの男色のための穴に戻る。
そうして僕らは、バイセクシャルの肉体を獲得するわけだ。
つがいのアルファが異性愛者なら、膣で相手を満足させ、同性愛者なら、肛門で愛を受け容れるー。
けれど、幸いなことに、ブライトも僕同様、バイセクシャルだった。
だから彼の場合、僕の下半身委穿たれたどちらの穴も欲しがるのである。
そんな妄想で頭を一杯にしながら自分自身を扱き続けていると、魔物が次の行動に出た。
突然ペニスを握った右手を振り上げ、ブライトの裸体を宙に投げ上げたかと思うとー。
落下してきたその肉体を、なんと今度は、ふたつの乳首だけつまんで、宙吊りにしたのである!
「アアアアアアアアッ!」
わずかな面積の乳首だけを支えにして、ブライトの裸身が吊り下がる。
「ち、ちぎれ、るう・・・」
目尻に涙が浮かび、半開きの口から舌が飛び出した、
魔物はかなりの巨体だから、ブライトの足は完全に宙に浮いたままだった。
クリックリックリッ。
抓んだまま、魔物が指をこじる。
乳首を抓んだ指は、いつのまにか刃物のような爪は収納して、人間と同じような形状を呈していた。
「ハアハアハアハア・・・」
ブライトが喘ぐ。
痛がっているのではなさそうだ。
その証拠に、見よ。
股間から急角度で突き出した肉棒の先端からは、おびただしい量の先走り汁が滴っている。
にゅるり。
大脳の襞のすき間を、触手が這い回る。
「ブライト・・・すてき、だよ・・・」
触手の動きが徐々に快感へと変わっていき、僕はかすれた声でつぶやいた。
上唇に、ふと、冷たいものが触れた。
触手が分泌する性腺刺激ホルモンで、僕は鼻血まで出し始めていたのだ。
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