落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

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第408話

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 右手で股間の膨らみを撫でながら、僕は左手でブライトの革の上着の前をはだけた。

 筋骨隆々とした裸の上半身と、六角形の腹筋が6つ浮き上がった下腹が露わになる。

 目の前で震える右乳首に、まず口づけした。

「アッ」

 ブライトが反応したのを確かめて、唇で乳首を強く挟み、乳頭の窪みを舌先でつついてやる。

「アアッ」

 右手の中でブライトの膨らみが急速に大きくなった。

 ただ硬くなっただけではなく、熱を持ち始めている。

 レギンズの染みがじわりと拡がり、獣臭い匂いがそのあたりから立ち昇る。

 右乳首を口で責めつつ、左手で左乳首をつまんでやった。

 つまんでおいて人差し指の腹で乳頭を捉え、中指と親指で揉みながら窪みを人差し指の腹で撫で回す。

「ハアハアハアハア・・・」

 ブライトときたら、もう息を荒くしている。

 まるで無抵抗で、恥ずかしげもなく、僕に全身を任せている始末だ。

「どうしてほしいの?」

 上目遣いに見つめて訊くと、

「下も・・・」

 かすれ切った声で、そう訴えてきた。

「下も、じかに、触って、ほしい・・・」

「下って、これのこと?」

 僕は意地悪く手の甲でブライトの強烈なまでの”もっこり”を撫で上げる。

「アアアアンッ」

 なさけない声で美形アルファがすすり泣く。

 狂おし気に身悶えしながら、ガクガクと大きくうなづいてみせた。

「わかったよ、こうしてほしいんだね」

 レギンズの縁をつかみ、グイッと一気に引き下げた。

 ぶるんっ。

 たわわに実ったバナナのような重量感で、薔薇色に上気した肉の棒が飛び出した。

 肉の筒の先に兜を被せたような大ぶりな亀頭が、透明な汁を撒き散らして鋭い角度で立ち上がる。

 そのつけ根にうずくまるまん丸に膨らんだふたつの睾丸袋が、レギンスの縁に押されてぐにゅりとせり出した。

「く、くわえ、て・・・」

 股間の中心から生えたいやらしい生殖用の恥器官を突き出して、ブライトが僕に哀願した、その時だった。

 がサッ。

 不意に森が揺れー。

 僕らを取り囲むようにして、下草の間から、獰猛な面構えのケダモノたちが、一斉に姿を現したのはー。



 
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