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第407話

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 森の中は瘴気に満ちていた。
 
 幹に鱗を生やしたような樹木の間には、猛々しいほどに成長した植物が生えており、その陰には得体のしれぬ小動物たちが潜んでいる気配がした。

 けれど、毒虫一匹、僕らを襲い来るものはいなかった。

 それが、ブライトがかざした大剣にまぶされた僕の精液の効果であることは、容易に推察できた。

 この調子なら、森を抜けるのは簡単そうだ。

 足を進める傍ら、指先で疼くペニスを弄りながら、僕は思った。

 この作戦を取れば、もしかして、魔王の居場所、黒の塔攻略も楽勝かも。

 ああ、それにしても、亀頭が気持ちいい。

 包皮の上からこうして触っているだけで、全身に快感が伝播して、睾丸に精液が溜まっていくのが分かる。

 道はそんな樹林の中をうねうねと続き、ようやく開けた場所に出た。

「ここで休憩するか」

 周りを見回し、ブライトが言った。

 日はまだ高い。

 けれど、歩き詰めだったので、さすがに疲れていた。

「あとどのくらい・」

「行程の半分は来たはずだ。何事もなければ、暗くなる前に森を抜けられる」

「じゃあ・・・」

 荷物と剣を下ろしたブライトに、僕はしなだれかかった。

「休憩がてら、ちょっと、いい?」

 頸筋に口づけしながら、ブライトの股間に右手を回す。

 ピチピチのレギンズの前はこんもりと盛り上がり、覗いたへそに向けて垂直の畝ができていた。

 まるで熟れたバナナを詰め込んだようなそこを、手のひらでそうっと撫で上げる。

「何をする・・・? あ、ああ・・・」

 一瞬抗うかに見えたブライトが、抵抗をやめ、まとわりついた僕に身を任す。

 左手を上着の下に忍ばせ、裸の胸を弄ると、みるみるうちに乳首が勃ってくるのが、硬い感触で分かった。

「こりこりこり・・・」

 口で言いながら左手の指で乳首をこねまわし、右手でレギンスのふくらみをいやらしく撫で回す。

「こ、こんな、ところで、や、やめ、ない、か・・・。魔物が来たら、どうするんだ・・・。あ、ああああ・・・」

 レギンスの一点が湿ってきた。

 ちょうど、バナナの先端あたりだった。

「ブライトったら、もう濡れてる・・・」

 耳元でささやいてやると、大きく育った熱いものがぎゅうっと僕の手に押しつけられてきた。


 
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