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第402話

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 肛門にめり込むそろえたブライトの四本の指。

 ぐさっ。

 ぬるっ。

 本能的に肉襞が反応して、更にめり込むブライトの手を包み込む。

 みっしりと直腸を埋め尽くし、容赦なく前進するその感触に、

「きゅうんっ!」

 思わず切ない声が出た。

 久しぶりの挿入だった。

 宮殿を出る直前まで行為に耽った僕らだが、あの時は主に僕がタチでブライトはウケだったのだ。

 突き上げる快感に、超ミニのひだスカートを割って、股間からペニスが勃ち上がる。

 その根元にうずくまる睾丸は、溜まった精液でパンパンだ。

 普通なら、ちょっとの刺激で射精してしまうところである。

 でもー。

 大丈夫。

 ブライトに装着させられた貞操具。

 その奇妙な形の性具の一方の端についた革製の輪が僕の亀頭の雁首にはめ込まれ、尿道を塞いでいるのである。

 ブライトが僕の肛門の奥で”トリガー”を引くとともに、ワッカの拘束を解除しない限り、射精できないようにー。

 そう言う意味では、僕は生きた”銃”だった。

 エネルギーを生み出しているのは、僕のヴァギナに挿入された性具のもう片方の端。

 そして、肛門にぶち込まれたブライトの右手である。

「行くぞ」

 ブライトが正面から迫りくる魔物に僕を向けた。

 いや、正確には、帷子風のミニスカートを割って飛び出した僕の勃起ペニスの先を、である。

「いいよ」

 震える声で、僕は答えた。

 ぎゅうっ。

 その刹那、肛門の最深部で、前立腺を内包した隆起をブライトが思いっきり握ったのがわかった。

 これがいわゆる、”トリガーを引く”というやつだ。

「あひっ!」

 性腺刺激中枢を素手で揉みしだかれ、凄まじい快感が脊椎を駆け抜け、脳天を直撃する。

 大脳の皺の間に隠れ潜む例の触手が蠢き出し、

 ドバッ!

 性感ホルモンの分泌量が急増した。

「い、いくううっ!」

 僕は白眼を剥いた。

 どくんどくんどくん!

 激烈な脈動がペニスを貫き、瞬時に雁首を緊縛するワッカのところまで到達する。

「くらえ!」

 そう叫んで、ブライトがワッカの上部に飛び出たボタンを押しこんだ。

 カチリ。

 かすかな音が響き、ずるっと緩む革製の輪。

 ぶわっ。

 待ってましたとばかりに、亀頭が膨れ上がった。

 そして、次の一瞬ー。

「ああああ! 出ちゃううっ!」

 どびゅっ!

 どびゅっ、どびゅっ!

「い、いいっ! いいっ!」

 切ない絶叫とともに、僕はブライトに操られるまま、身体の割に大きい大砲のようなペニスを震わせ、尿道口から多量の熱いミルクを噴き出していたのである。

 

 
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