落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

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第397話

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「ハアハアハアハア・・・」

 しどけなく股を開いたまま、平らな腹部をひくひく波打たせるブライト。

 もう、十回以上果てたはずなのに、そのツルスベの股間からは、中に鉄の芯を入れ、その周りに筋肉を捩り合わせて引き伸ばしたような、例の男性特有の猛々しい生殖器官が屹立している。

 無理もない。

 精を放つそばから、僕がさまざまな技法を駆使して蘇らせているからだ。

 例えば、亀頭を口に含み、にじみ出る精液を吸いながら、右手で竿を扱く。

 扱くだけでは足りないので、空いた左手で、乳首をつねったり、睾丸を揉んだりする。

 なかなか勃たない時には肛門に人差し指を突っ込んで、奥にあるコリコリを弄んでやると、効果敵面だ。

 そんなわけで、ブライトは、僕の目の前で全裸のまま横たわり、物欲しげに腰を持ち上げているのだった。
 
 僕はその淫らな美青年の裸体を、いろいろな角度から観察する。

 真横から。

 あるいは、大きく開いた股間の正面から。

 真横から見るブライトは、厚い胸筋の端と端にピンク色の乳首を勃たせて、ひどく悩ましい。

 貴族らしく大理石のような肌理の細かい白い肌をしているのに、勃起乳首だけが薔薇色に上気しているのだ。

 開いた脚の間に入り、股間の正面に位置を取ると、今度は直立したペニスの裏側がよく見える。

 根元から亀頭の頸筋あたりまで、ファスナーのような筋が一本走っていて、それを左右に剥けばガチガチに節くれ立った鎧を纏ったような中身がこぼれ出しそうだ。

 更にその淫らに勃った肉棒のつけ根からは、熟れたほおずきの実のような袋が垂れ下がっていて、真ん中でふたつに割れている。

 そのたっぷりとした皺だらけの丸い袋を持ち上げて、その向こうを覗き込むと、つるんとした会陰部の奥に、赤く息づくすり鉢状の”口”が見えるのだった。

 その口こそは、何でも呑み込むブライトの肛門である。

「ハアハアハアハア・・・」

 汗まみれの横顔が美しい。

 僕はたまらずその顔に自身の性器を擦りつけながら、またぞろシックスナインの体勢を取る。

 仰臥したブライトの上に子供じみた裸身を伸ばし、密着させると、顏の前に灼熱のあの肉棒が来た。

 いくらしゃぶっても舐め足りない、愛しい愛しい僕の棒ー。

 それを両手で掴んで、口元に引き寄せた。

 シコシコシコ・・・。

 さっそく扱きを開始する。

 手のひらの内側に感じる、この弾力。

 ああ、もう、たまらない。

 両手にギュウッと力を込めて、握りつぶしてしまいたくなる。

 シコシコシコシコ・・・。

 ブライトの反応を肌で感じながら、どんどん扱きを速くする。

 トロ~リ。

 亀頭の先っぽの切れ込みがぴくっと開き、唾液のように透明な先走り汁がにじみ出る。

「アア、アア、アア・・・」

 細マッチョの身をくねらせて、全身で喜びを表現するブライト。

 手の中の肉棒がぐんぐん硬さを増してきた。

 竿の表面に網の目のように静脈が浮き出てくる。

 つるんつるんの大きな亀頭が濡れそぼち、先っちょの切れ込みからニュルリとまた白い液が出た。

 その青臭い匂いに僕は陶然となる。

 今度は本物だ。

「ふふ、いやらしいブライト。まだまだミルク、出せるんだね」

 舌先で白濁液を掬い取り、ブライト特有の濃厚な味を堪能すると、僕はヌルヌルの亀頭に微笑みながら口づけをした。
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