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第381話

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 ここでブライトを咥えて一気にイカせることは簡単だ。

 でも、僕はあえてそれをしなかった。

 物心つく頃から体で覚えさせられた性技の数々。

 それを愛するブライトに、たっぷり味わってほしいから。

 手始めに目の前にそそり立つたくましい肉棒を、両手で左右に弾いてみる。

 まず右手で弾き、倒れてきたそれを、今度は左手で弾き返すのだ。

 その繰り返しをしばらく続けていると、

「アア・・・」

 ブライトが美しい白い喉も露わにして、大きく首をのけぞらせた。

「は、はやく…」

 固く閉じた目。

 頬骨に落ちる睫毛の影が長い。

 僕はその頬にキスをして、更にごくりと動いた喉仏をも舐めてみた。

「アウ・・・」

 徐々にせり上がる、スレンダーながら筋肉質のブライトの裸体。

 細マッチョという言葉がぴったりの、古代の彫刻でしか見られないような美しい肉体だ。

 ブライトが性欲旺盛だということは、そのツルスベの股間からも明らかだった。

 なるべく自身の性器が目立つよう、相手の愛撫を隈なく感じ取れるよう、すべての体毛を剃ってしまっている。

 その意味では、生まれつき陰毛の生えないオメガの僕と、抜群の相性だ。

 左右に揺らしているうちに、肉の棒はますます硬く、大きくなっていく。

 その兜形の先端部分は先っちょに開いた小さな切れ込みから滲む粘液で、すでにネバネバになっていた。

「大きい・・・」

 今度は肉棒を真っすぐ立てておき、舌を伸ばして裏筋をゆっくりゆっくり舐めていく。

 亀頭の裏側まで来たところで、舌を止めて先っちょでグリグリ円を描くと、

「き、きもち、い、いい・・・」

 鼻にかかったハスキーな喘ぎ声とともに、ブライトが勃起し切った性器の先の穴から、またしてもにゅるりと淫らな快楽汁を滲ませた。

 
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