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第349話

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 触手の第一陣が僕の肌に触れる直前―。

「きゃいんっ」

 右手でひと扱きし、僕は爆ぜていた。

 ドビュッ!

 飛び出るミルク。

 ギャアアアアッ!

 驟雨と化して降りかかる白濁液を浴びた触手たちが、白い煙を上げて絶叫する。

 更に左手で乳首を抓み、

 コリ、

 コリコリッ!

 ねじってみた。

 き、きもち、いい・・・。

 ねじりながらも、生殖肉棒を握った右手は休ませない。

 ドビュッ!

 ドビュビュビュッ!

 畳みかけるように熱いミルクが噴出され、襲い来る第二波、三波の触手の群れを焼き焦がす。

「な、なんだ、きさま?」

 ことごとく触手を焼き切られ、魔族の女は真っ青だ。

「つがいの死骸に欲情しているのか? だとしたら、きさまは魔族をも超える変態だな」

 けれど、敵の姿なんて、僕の眼中にない。

「ブライト、ああ・・・ブライト・・・」

 僕はただ、ブライトの残骸を求めて、よろめき歩くだけ。

「く、来るな!」

 ガタガタ震えながら、触手女が後退る。

「ま、魔王様! こいつ、ヤバいです! 狂ってます! お助けください!」

 尻尾を巻いて逃げるとはこのことだ。

 僕は遁走する魔族をガン無視して、よろめく足取りで挽き肉の山と化したブライトのもとにたどり着いた。

 濃厚に立ち込める新鮮な血と肉の匂いを、胸いっぱいに嗅ぐ。

「どんな姿になっても、僕はブライトのこと、好きだよ・・好き・・・愛してる・・・」

 両手を広げて、ドロドロの肉の中に倒れ込む。

 そうしてぐじゅぐじゅのブライトの肉組織にペニスをうずめて、虫が産卵するようにドビュドビュ射精した・・・。

 

 
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