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第345話

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「ブライトォっ!」

 僕は絶叫した。

 触手に串刺しにされたブライトが、口と肛門から鮮血を吐き出し、硬直した。

 ぱっくりと口を開け、真上を向いたその顔は、転げ落ちそうなほど眼球が飛び出し、まるで干し魚のそれのよう。

 ぴくぴくぴく・・・。

 痙攣する手足。

 なのに、股間からは巨大な勃起ペニスだけが、元気よく屹立している。

「や、やめて…」

 僕は泣きながら地面を這った。

「ブライトが死んじゃう・・・。お願い、彼を助けてあげて・・・」

「ギャハハハハハッ!」

 笑い転げる触手女。

「ばーか、なに寝言言ってんだよ、このクソガキが! こんなの序の口だよ! あたしゃね、お高く留まったアルファの貴族ってのが、昔っから、大っ嫌いなんだ! 目ん玉ひん剥いてよォく見てろ! あの色男、今すぐズタボロにしてやるから!」

 言い終わらぬうちだった。

 残りの触手が一斉に伸び上がり、ブライトの四肢に巻きついた。

 ミシッ。

 関節の軋む音。

 空中で大の字にされたブライトの両手両足が思いっきり引っ張られ、耳障りな音を上げている。

 しかも、引っ張られているのは、手足だけではない。

 勃起ペニスもだった。

 串刺しの刑に処され、身動きできない全裸の美青年。

 その四肢と生殖器官が、今また僕の目の前で引き千切られようとしているのだ。

 まさに”勃起もの”の眺めだった。

 またしても想像を絶する責め苦を受けている”つがい”の姿に、僕は最高に欲情してしまっていた。

 ブライトと魔族の相性はバッチリだ。

 あたかも魔族たちは、ブライトを陵辱するために責めて来たかのよう。

 ああ、ブライト、なんてエロチックなの・・・。

 湾曲しすぎて、チンポが、痛い。

 勃起が凄すぎて、包皮が勝手に雁首の下まで剥けてしまっている。

 ひとりでにここまで剥けるのは初めての経験だった。

 しかも、尿道口から溢れ出る前駆液のせいで、剥けても全然痛くない。

 僕は地面の石畳に勃起ペニスを擦りつけ、床オナニーを実践しながら、上体を反らしてブライトを見守った。

 いけないとわかってはいても、願わずにはいられない。

 ああ、もっと・・・もっとブライトを、メチャクチャにしてやって・・・。 
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