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第338話

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 も、もう、我慢できない。

 一刻も早く、もう一度、あの快楽を貪りたい。

 愉悦の淵につま先から頭の先まで浸り込んで、この原罪の肉棒の先端から、湯水のように精液を撒き散らしながら、涅槃の境地に達してしまいたい。

 抓り上げた乳首と、擦り過ぎた陰茎から血が滲み始めている。

 それでも俺は、ピクリとも感じることができないのだー。

「や、やめないで、くれ・・・」

 気がつくと、その言葉が口をついて出ていた。

「その触手で、俺を、めちゃくちゃに、してほしい・・・」

 口にしてから、そのあまりに倒錯的な内容に、俺はようやく高ぶりを覚えることができた。

「お願いだ・・・。俺の乳首と、ペニスを、さっきみたいに・・・いや、それ以上に、滅茶苦茶にしてくれないか…」

 胸板を反らして乳首の勃起具合を誇示しながら、腰を前に突き出して、屹立する肉バナナを揺らしてみせた。

「ぐふふふ、気高いだけが取り柄のアルファ♂とはとても思えぬ言葉だな」

 見下げ果てたやつ、と言わんばかりに触手女が嗤ってきた。

「ったく、クズもクズ、下衆も下衆だよ。きさまには、プライドってものがないのか? 驚いたね。美男美女のみで占められるアルファの中に、きさまみたいなM男がいるとはな」
 
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