上 下
327 / 475

第322話

しおりを挟む
 レムの肛門から溢れ出る淫汁には、血液と胆汁が混じっている。

 俺のフィストファックが烈しすぎて、直腸壁のどこかが破損してしまったのかもしれない。

 が、今はそんなことも言っていられなかった。

 視界の片隅に、迫りつつ魔族の女が映っている。

 おぞましいことに、女の躰の前面に開いた3つの穴から、それぞれ触手が生えてきていた。

 吸盤だらけの、根元が太く先の尖った、明らかに蛸と融合したと思われる不気味な触手である。

 触手は吸盤から毒液を分泌するらしく、裏側が特に黄色く汚れている。

 まずい。

 まずすぎる。

 このままでは、俺もレムも、あの毒液を噴き出す触手に絡め取られてお陀仏だ。

 この際、仕方なかった。

 レムに更なる快楽を与えるには、これしかない。

「レム、すまない」

 つぶやくと、俺はレムの直腸内の分岐のほうへと指を突っ込んだ。

 子宮へ向かう道である。

 さすがに仔を産めるだけあって、こちらの管は直腸より弾力に富み、指の挿入もスムーズだ。

 五本をそろえて全部押し込み、肘から先が見えなくなるまで奥へと突っ込んだ。

「クハア・・・」

 薄目を開けるレム。

 肛門性交から膣性交に変わったため快感の質が変わり、意識が戻ったのだ。

 伸ばした指先が狭い穴をくぐった。

「アアンッ」

 時ならぬボルチオ挿入の快感で、レムのつぶらな瞳が見開かれ、可愛い口から喘ぎが漏れた。

 奥にあるのはプヨプヨした袋状の臓器は、間違いなく子宮だろう。

 俺はそれを指先で抓むと、ぐいと手前に引っ張った。

 紐状の部分ーおそらく輸卵管ーを人差し指に絡めて、通路の中を出口に向けて引き寄せる。

「キュウンッ」

 肛門の穴から白い風船が顔を覗かせると、レムが切なげに鳴いて犬のように自ら尻を持ち上げた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話

まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)   「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」 久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話

ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で 泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。 愛菜まな 初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。 悠貴ゆうき 愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。

処理中です...