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第311話

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「ブライト・・・」

 僕はわなないた。

 悲しみからではない。

 欲情だ。

 マグマの如く噴き上げる獣欲が、僕の視界の縁を虹色に染めていた。

 腹に開いた穴から臓物をこぼすブライトの姿は、あまりにもセクシーだった。

 白い湯気の立つ粘液まみれのおびただしい数の肉袋。

 その上にとぐろを巻くのは、脇腹に開けられた別の穴から引きずり出された小腸と大腸だ。

「ああああ・・・」

 あふれ出る内臓を右手で押さえ、助けを求めるように僕の方に向かって左手を突き出したブライトが崩れていく。

 力なく膝を折ると、なぜかいまだに勃起したままのペニスを先頭にして己の臓器の山の中に前のめりに倒れ込む。

「た、助けて・・・」

 肉塊の間からブライトが哀願した。

 無力極まりない、あまりといえばあまりに情けない姿だった。

 なのに、ペニスだけ一人前に勃起させて、自分の内臓の山に突き刺して・・・。

 もう、我慢できなかった。

「ブライト!」

 叫ぶなり、僕は地を蹴った。

 ジャンプの瞬間、股間で勃起した性器が揺れた。

 それは僕を地面に引き戻そうとするかのように重かった。

「なんだ? おまえは?」

 サイ男が、突然飛び出してきた僕を見て言った。

「ガキのくせに、ガチでマジでチンポを勃たせやがって! 血イ見て興奮してんのか? けッ、キモいやつだぜ!」

 せせら笑う魔人を無視して、僕は一気にブライトの臓物の山に飛び込んだ。

 生温かいものが全身を包み込み、肉と血の匂いでむせ返りそうになる。

 臓物の中に沈み込みながら、両足を広げ、股間の中心から反り返る肉バナナを両手で握り締めた。

 包皮を思いっきり剥いて、中身をぶよぶよの大腸の間に突き立てた。

 剥き出しの先っちょが、大きな肝臓にめりこんだ。

 キ、キモチ、イイ・・・。

「ブライト、好き!」

 怒張して火かき棒のごとく硬くなったペニスで、僕はブライトの内臓をこねまわす・・・。
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