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第281話

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 直腸から分岐した膣を押し進む勃起ペニス。

 その膨らみ切った先端が子宮との境目、ボルチオに到達すると、僕の脊髄を稲妻が駆け抜けた。

「アアッ!」

 同時にもう一つの分岐に分け入った触手が突き当りで指を広げ、前立腺の入った内壁の瘤を揉み始めた。

 二方向からの凄まじい刺激に晒され、

「ダハッ、アギュッ、ギャハアッ!」

 僕は狂おしく痙攣しながら四肢を突っ張った。

 空中で磔にされながら鏡に向かって手足を広げ、壊れた自動人形のように狂い、わなないた。

「最後に左手で仕上げを、と」

 二股に分かれた触手と化して、アダムの左腕の肘から先が伸び始める。

 片方は更に二本に分岐すると、先を吸盤状に開いて僕の勃起乳首に吸いついた。

「アキュッ」

 歓喜の悲鳴を上げるため、丸く開いた僕の口にもう一本の触手が潜り込む。

「ウグ、グググアア…」

 口からジュルジュル舌を吸い出され、外道じみたディープ・キスにのたうつ僕。

 鏡に映るのは、年端も行かぬ少年の、羞恥に火照った全裸隊。

 その薄桃色のツルスベの裸身が大きくのけぞると、股間から天を突いて聳え立つ太くて硬い肉棒がまた蠢動した。

 ガクン、ガクン。

 少年の裸体が跳ねる度に、

 膨らんだ亀頭の先に埋まった透明チューブに溢れる、大量のミルク色の液体。

 止まらない。

 僕は痙攣しながら涅槃の境地で考える。

 これがメスイキ…。

 死ぬまで射精が止まらぬ地獄のオーガズムー。

「そろそろ、ブライトを…」

 見る間に精液が溜まっていくバスタブを、視界の隅に捉えて僕は言う。

「ブライトが、完全に、死んでしまわないうちに…」
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