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第268話

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 捻り出された僕の亀頭は、真っ赤に充血し、先走り汁でヌルヌルだ。

 茎の部分は万力の鋼鉄の顎に潰され、縦にひしゃげて今にも血管が爆ぜそうだった。

「どうだい? 気持ちいいかい?」

 皇女がカテーテルを尿道にねじ入れる。

「アアアアア…」

 僕は躰を反らして、か細い声で啼く。

 広間の中では、いつのまにか壁面のカーテンが開かれ、大きな鏡が出現していた。

 凌辱される少年オメガの痴態を隈なく映し出す、猥褻極まりない鏡である。

 まだ年端も行かぬ少年に見える僕。

 それは、どこかはかなげな面持ちの、中性的な体つきをしながらも、不思議とエロチックな雰囲気の生き物だ。

 全裸に剥かれたそのイキモノは、今、両脚を真っすぐ左右に伸ばした姿勢で、鋼鉄の台に拘束されている。

 しかも、股間から生やした勃起ペニスを万力で締めつけられ、その先端には透明な管をこじ入れられてー。

 弓なりに反りかえった艶やかな裸身。

 滑らかな胸に咲いた一対のピンク色の肉芽。

 信じられないほど引き伸ばされた男性器の先の、親指の爪の形をした頭部からは、気持ち良さを示す透明汁がにじみ出て…。

 少年は喘ぎの形に口を開け、半眼の眼で鏡に映る自分の痴態を見つめている。

「もう出してもいいんだよ?」

 アダムが耳元でささやき、僕の乳首を思いきり抓り上げるのと、皇女がカテーテルを膀胱まで突き入れるのとが、ほとんど同時だった。

 クリッ。

 ブチュウッ。

 チュドーン、チュドーン。

 ドクドクドクドク…。

 制御不能の脈動が沸き起こる。

 ピキッ。

 手足が攣った。

「ダヒャッ!」

 僕は痙攣した。

 喉から歓喜の悲鳴がほとばしる。

「アアン、もう、しゃ、射精しちゃう!」

 

 
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