落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
272 / 478

第267話

しおりを挟む
「もうすぐですね」

 僕の乳首を弄りながら、アダムが言った。

「この勃起具合からすれば、もう数秒で第一弾が出るはずです。もう一度、カテーテルを準備してください」

 勃起具合とは、僕のふたつの乳首のことを言っているのだろう。

 確かにアダムの指の中で、僕は両乳首を恥ずかしいほど勃起させてしまっている。

「さっきみたいな生体採精器は役に立たないわね。人工生命体のような不浄のものは、どうやらネクタルの聖性で死んでしまうみたいだから」

「ええ。無機物のほうが確実です。ビニールでできた管をお願いします」

 皇女の呼ぶ声に次に侍女たちが運んできたのは、円状に巻かれた透明な管だった。

 先は針のように細くなっている。

 万力に挟まれ、瓢箪みたいに縊れた僕のペニス。

 その膨張し切った亀頭は、左右から圧迫され、縦長に尿道口を開いてしまっている。

 ぶすり。

 その隙間に、皇女がカテーテルの先端を、情け容赦なく、ねじこんだ。

「アヒイッ」

 小声で叫ぶ僕。

 ペニスは痺れてしまっているから、今更痛みは感じない。

 それどころかー。

 尿道を内側から凌辱されることで、湧き上がったのは倒錯的な快感だった。

「ほら、もっと押しこむよ」

 舌なめずりするような口調で、皇女が言った。

「ハウッ」

 電撃に似た快感に痙攣する僕。

「アウウウウーッ」

「絞り出してやる。一滴残らず、な」

 そんな僕の下で、皇子が両手に掴んだ睾丸袋をわしゃわしゃ揉み始めた。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

×一夜の過ち→◎毎晩大正解!

名乃坂
恋愛
一夜の過ちを犯した相手が不幸にもたまたまヤンデレストーカー男だったヒロインのお話です。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...