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第264話

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「アダムは元々性玩具として育成されたホムンクルスだ。色情狂のオメガにはお似合いさ」

 皇女の蔑むような声が耳朶を打つ。

 でも、僕はもうそれどころではない。

 尿道口に舌先を突き立てたまま、アダムが器用に亀頭をしゃぶり始めたのだ。

 チュウチュウチュウ…。

「アア…アアアーッ」

 はしたなくも、自分から腰を突き出してしまった。

 股間を前に突き出して、もっとアダムの口に棒が入るように斜めに持ち上げたのだ。

 僕の裸のお尻が震え出す。

 プティングみたいに頬肉がぷるぷると。

 足が左右に開き始め、会陰部から垂れ下がった睾丸がブラブラゆれる。

 それを右手で包み込み、アダムがもしゃもしゃ揉み始めたから堪らない。

「アアン…アアアアン…」

 処女めいた泣き声が喉から滴り、アダムの左手の中で勃起陰茎が反り返る。

 チュパチュパチュパチュパ…。

 その先端の膨張濡れ濡れ部分をアダムがおいしそうに舐めまくる。

「ダ、ダメエッ!」

 涙目で叫んだ時、

「皇女、そろそろアレを」

 アダムが僕の亀頭から口を離し、酷く冷静な口調でそう言った。
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