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第227話

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 肛門とペニスの先にぶっ刺した針のような舌で、ブライトのエネルギーを吸い上げてでもいるのだろうかー。

 美青年の躰にまとわりついた二匹の蛭は、わずかな時間に、明らかに成長し、進化を遂げていた。

 両方とも、細い胴体の半ばから新たな躰が生え、二股に分かれているのである。

 そして、新しく増えた二つの胴体の先にも、やはり吸盤がついていた。

 喇叭みたいな形をした吸盤の中には、おそらくあの極細の舌も生えているのだろう。

 その新たな二本が、ブライトを責めにかかっていた。

 一本は、開いたブライトの口に潜り込み、舌を吸い出している。

 もう一本は、先の方で更に二股に分裂し、ブライトの後頭部を両側から巻いて、両の耳に口を突っ込んでいた。

 尿道口、肛門に続いて、口と耳の穴ー。

 身体じゅうに開いたすべての穴を蛭に犯され、空中でブライトがガクブルと痙攣する。

 なんせブライトときたら、その上両方の乳首まで吸われているのだ。

 さぞかしすさまじい快感を味わわされているに違いない。

 その快感が、空気を伝わって僕にも感染したかのようだった。

 裸の股間でアレが重くてたまらない。

 重いだけでなく、無茶苦茶熱くなっている。

 双丘の奥に息づく肛門もそうだった。

 ヒート期を迎えたオメガ特有のヴァギナ化が、また始まったのだろう。

 自分でも、ねっとりと濡れてきているのが分かった。

 -ブルルルルー

 -ハアハアハアハアー

 180度開き切った逞しいブライトの両の太腿に、肛門とペニスの先から滲み出た透明な汁が伝わっていく。

 ペニスを頬張った蛭はその勃起肉棒と同じ太さに膨張し、チュパチュパ音を立ててブライトの中心を吸いながら、同時にチュプチュプ尿道に舌を出し入れしており、肛門に吸いついた蛭のほうは、やはり伸ばした舌を直腸内でピストンのように烈しく連続稼働させている。

 眩暈がして、ならなかった。

 空中で磔にされた、アルファの美青年の全裸体。

 それだけでも十分いやらしいのに、ああ、なんてことーー。

 尿道口に管を突っ込まれた僕のペニスが、ブライトを求めて鎌首をもたげ、更に大きくムクムクと膨らみ始めた。

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