落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

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第158話

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 シュコシュコシュコシュコ・・・。

 アベルが扱く。

 その手の中で、ブライトのペニスがどんどん硬く大きく育っていく。

 クリクリクリクリ・・・。

 カインがねじる。

 つまんだ乳頭を、紙でこよりを撚る時みたいにー。

 ハアハアハア・・・。

 せわしく喘ぎながら、ブライトが躰をガクンガクンと震わせる。

 鍛え上げた下腹に六角筋が浮き上がり、苦しげにぴくぴく波打っている。

 アベルに両手首を握られ、両腕を悶えるような形に頭上にさし上げられているため、腋の下が丸見えだ。

 ムダ毛の一本もない、つるりとした腋に、汗が滴るのが遠目にもわかる。

 アベルの扱きに合わせて、踊るようにブライトが腰を振る。

 扱きの快感を自ら味わいに行くために、浅ましくも本能的に下半身をグラインドさせているのだ。

 弓のように湾曲したペニスは、アベルの巨大な手をもってしても覆い尽くせず、半分以上がはみ出して熟したバナナよろしく反り返ってしまっている。

「見ろよ、皇子様のあのド変態ぶりを」

 僕の顏に精液入りのビール瓶を押しつけて、憎悪に満ちた表情で、ジンがあざけった。

「やつにとって、敵も味方も関係ないんだ。相手がたとえ獣人族であろうと魔族であろうと、アベルとカインみたいな下僕であろうとね。乱暴されればされるほど、凌辱されればされるほど、あの肉体は燃え上がる。ブライトって奴は、生まれつき、そういう悲しいサガなのさ」

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