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第155話
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ジンの肩越しに、立ちあがった全裸のブライトの姿が見えた。
肛門からチューブを外し、武器の代わりにするためか、その端を右手に握っている。
ブライトの口の周りは、茶褐色に汚れていた。
ぷんと鼻につくのは排泄物の臭いだ。
ブライトが口を開くたびに、飲まされていた下痢便の匂いが漂ってくるのだろう。
「きさま、まだ刃向かうっていうのか。このクソまみれのスカトロ皇子めが」
振り返るなり、憎々し気にジンが毒づいた。
「うるさい! ちょっと油断しただけだ。俺は変態なんかじゃない!」
こめかみに青筋を立てて、ブライトが怒鳴り返す。
三回の射精で、さすがに股間のペニスはうなだれたままだ。
「あくまでも僕の邪魔をするつもりだな。ならば仕方がない」
何を思ったか、パチンと指を鳴らすジン。
「アベル、カイン、この男を黙らせろ。殺す以外、何をやってもかまわない。二度と偉そうな口を利けないよう、徹底的に痛めつけてくれ」
「うが」
柱にもたれて成り行きを見守っていた牛頭が、やおら動き出す。
それと同時に戸口に影が差し、もう一人の巨漢がぬうっと姿を現した。
肛門からチューブを外し、武器の代わりにするためか、その端を右手に握っている。
ブライトの口の周りは、茶褐色に汚れていた。
ぷんと鼻につくのは排泄物の臭いだ。
ブライトが口を開くたびに、飲まされていた下痢便の匂いが漂ってくるのだろう。
「きさま、まだ刃向かうっていうのか。このクソまみれのスカトロ皇子めが」
振り返るなり、憎々し気にジンが毒づいた。
「うるさい! ちょっと油断しただけだ。俺は変態なんかじゃない!」
こめかみに青筋を立てて、ブライトが怒鳴り返す。
三回の射精で、さすがに股間のペニスはうなだれたままだ。
「あくまでも僕の邪魔をするつもりだな。ならば仕方がない」
何を思ったか、パチンと指を鳴らすジン。
「アベル、カイン、この男を黙らせろ。殺す以外、何をやってもかまわない。二度と偉そうな口を利けないよう、徹底的に痛めつけてくれ」
「うが」
柱にもたれて成り行きを見守っていた牛頭が、やおら動き出す。
それと同時に戸口に影が差し、もう一人の巨漢がぬうっと姿を現した。
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