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第153話

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 にわかには信じがたい光景だった。

 犬のように四つん這いになり、おのれの肛門から伸びた透明チューブを口に咥えた全裸の美青年。

 その細マッチョの美青年が喉を鳴らして飲んでいるのは、自分の肛門から噴出する下痢便である。

 そして、更に―。

 異様なのは、青年の股間で反り返ったバナナの形をした巨大な男根だ。

 男根にはビール瓶がはめ込まれているのだが、その重さをものともせず立ち上がった男根は、瓶の中でカチコチに勃起し、あまつさえ、ドクンドクンと脈動し始めたのである。

 ピストンのように伸縮を繰り返し、ハート形の亀頭の先から白濁液をひり出す肉バナナー。

 ビール瓶の中にはすでに二回分の精液が溜まっているのだが、新たな射精でそのミルクの量がどんどん増えていく。

 ブライトは、浣腸され、止まらなくなった自らの下痢便を飲まされながら、またしても欲情しているのだった。

 その証拠に、その整った顔は蕩けるように弛緩し、ハシバミ色の瞳は死んだ魚の目のようにうつろになっている。

「このクズ。ブライト、おまえは文字通りのクソだな」

 四つん這いのブライトの脇腹に蹴りを入れ、仰向けにひっくり返すと、股間のビール瓶に手を伸ばしてジンが言った。

「きさまはそこでいつまでも自分のクソに塗れているがいい。ただし、これはもらっていくぞ」

 取り外されたビール瓶が、チャポンと音を立てた。

 見ると、ジンの右手に握られたそれは、半分以上、とろみのある白い液で満たされている。

「さあ、これからが本番だ」

 ブライトの精液をたっぷり満たしたビール瓶片手に、ジンが僕のほうを振り向いた。
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