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第150話
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「か、浣腸・・・?」
僕は青ざめた。
こいつ、やっぱり、狂ってる。
全裸に剥いたブライトを鞭打ちで恥辱まみれにしただけでは飽き足らず、これ以上また汚そうとでもいうのだろうか。
「や、やめて…ブライトが、汚れちゃう・・・」
僕の呻きを聞き取って、ジンがにたりとほくそ笑む。
「だからいいんじゃないか。普段お高く留まってるアルファの貴族の美青年が、この浣腸でどうなるか、じっくり目の当たりにするがいい。百年の恋も一度に冷める、なんてことにならないといいけどね」
「そ、そんな…」
そのうちに僕は、否が応でも気づかされずにはいられなかった。
ゴロゴロゴロ・・・。
どこかで雷の鳴るような不気味な音がする。
ブライトだ。
風船のように膨らんだブライトのお腹が、ゴロゴロと不吉な音を立てているのである。
「た、たのむ・・・」
脂汗を垂れ流しながら、ブライトがジンに訴える。
「せ、せめて、ト、トイレに、行かせてくれ…。無理なら、おまるでもいい・・・。このままじゃ、も、漏れて・・・ああ・・・」
「いやだね」
にべもないジン。
「君はそこでするんだよ。僕らの見てる目の前でね」
取り付く島もないとはこのことだ。
雷の音が大きくなった。
ところどころ混じる、小さな破裂音。
ブライトはビール瓶の中でペニスを反り返らせ、膨張したおなかを右手で押さえている。
「そ、そんな…あぐ、く、くう・・・。レ、レム、お願いだ・・・俺を、見るな・・・」
僕は青ざめた。
こいつ、やっぱり、狂ってる。
全裸に剥いたブライトを鞭打ちで恥辱まみれにしただけでは飽き足らず、これ以上また汚そうとでもいうのだろうか。
「や、やめて…ブライトが、汚れちゃう・・・」
僕の呻きを聞き取って、ジンがにたりとほくそ笑む。
「だからいいんじゃないか。普段お高く留まってるアルファの貴族の美青年が、この浣腸でどうなるか、じっくり目の当たりにするがいい。百年の恋も一度に冷める、なんてことにならないといいけどね」
「そ、そんな…」
そのうちに僕は、否が応でも気づかされずにはいられなかった。
ゴロゴロゴロ・・・。
どこかで雷の鳴るような不気味な音がする。
ブライトだ。
風船のように膨らんだブライトのお腹が、ゴロゴロと不吉な音を立てているのである。
「た、たのむ・・・」
脂汗を垂れ流しながら、ブライトがジンに訴える。
「せ、せめて、ト、トイレに、行かせてくれ…。無理なら、おまるでもいい・・・。このままじゃ、も、漏れて・・・ああ・・・」
「いやだね」
にべもないジン。
「君はそこでするんだよ。僕らの見てる目の前でね」
取り付く島もないとはこのことだ。
雷の音が大きくなった。
ところどころ混じる、小さな破裂音。
ブライトはビール瓶の中でペニスを反り返らせ、膨張したおなかを右手で押さえている。
「そ、そんな…あぐ、く、くう・・・。レ、レム、お願いだ・・・俺を、見るな・・・」
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