落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

第143話

「な、何するの…？」

　僕は身を起こし、ジンとブライトを交互に見た。

　ブライトの股間にはまだ一本目の瓶が嵌まっている。

　なら、あの二本目の瓶は、何のため･･･？

「アベル、こいつの尻の穴を開け」

　その疑問はすぐに氷解した。

　次の瞬間、ジンが牛頭にこう命じたのだ。

「うが」

　アベルがブライトの脇に片膝をつき、その桃のようなお尻に手をかける。

　両手で丸い双丘を握りしめると、果実を割るように左右に引き裂いた。

「アア…」

　ブライトが背筋を反らす。

　割れ目から現れたのは、肉の丘の底に息づくピンク色の秘部だった。

「ふふっ、その色、まるで処女同然だな。さっき、獣人に犯されたのが、初体験というわけか」

　ジンが、ビール瓶の先で震えるブライトの肛門をつついた。

「ちょうどいい。僕が君を、”女”としてたっぷり開発してあげるよ」

「や、やめ…」

　弱々しく首を横に振るくせに、なぜかブライトは逃げようとしない。

　躰をかすかにわななかせ、じっとお尻を掲げているその様子は、まるで何かを期待して待ち受けているみたいだ。

「アベル、もっと開け。中身が良く見えるまで。開ききったら、中に唾を塗り込んでやれ。初心者には、初めは優しくしてやらないといけないからな」