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第111話

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 口の中いっぱいに、芳醇な香りが満ちあふれた。

 僕は思わず舌つづみを打った。

 ブライトの体液は、とても濃厚で、ほのかに甘く、深いコクがあった。

 口に頬張った熱い肉の棒を、夢中でしゃぶり、尿道口から滲む残滓をちゅうちゅう吸い取った。

 不思議なことに、いくら吸ってもブライトの睾丸はまん丸く張ったままだった。

 まだ中にたくさんの精液を残しているのか、いささかも弾力を失っていないのだ。

 ペニスのほうも同じだった。

 しゃぶりつくして口から出してみると、バキバキに勃起したままの長く太い肉棒が、唸りを上げて反り返った。

 ハート形の亀頭の先に光る露を宿したブライトが、肉の竿の向こうから僕を潤んだ瞳で僕を見つめ、

「まだだ…」

 そう、どこか湿った淫靡な声でささやいた。

「俺はまだ出せる…。レム、おまえの手と口で、もっともっと、気持ちよく、してくれないか…」
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