落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

第95話

　ズブッ。

　刺さる触手。

　ジュブッ。

　と思うと、すぐ抜ける。

　そしてまた真上から、

　ずぶっ。

「あひいっ」

　ブライトが痙攣し、

　じゅぼっ。

　先細りの触手が抜けてしなった。

「ああーああーああああーっ」

　穴から飛び散る熱い肛門汁。

　上下に揺れる股間の棍棒。

　あまりにも、いやらしすぎた。

　触手の動きも、緩んでしぶくブライトの肛門も、波打つ下腹の六角筋も、千切れそうに引き伸ばされた乳首も、そしてなにより、先走り汁でテラテラ輝くこれ以上ないくらい勃起した陰茎も…。

　で、出そう。

　い、いっちゃう…。

　僕はすすり泣く。

　このままじゃ、本当に･･･。

　漏、ら、し、ちゃう…。

　愛するブライトがあんなひどい目に遭っているというのに、僕ときたら、こんなにも興奮してしまっている。

　悔しくて、両手で下履きの上から膨らみを握りしめた。

　けれどー。

　逸らそうとしても、目は凌辱され続けるブライトを見つめたままだ。

　僕には、不思議でならない。

　やられる時のブライトの姿って、どうして、こんなにそそるのだろう…。

「ククククク、そろそろ頃合いみたいだね　では、きさまの肉体、たっぷり味わわせてもらうとしよう」

　その時、二つの口を動かして、楽しそうに美魔女が言った。