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第76話
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「もう、出ない…」
一滴残らず精液を搾り取られ、中身のないズタ袋のようになって、僕は呻いた。
「もう、カラカラだよ…」
事実、僕の睾丸はぺちゃんこになり、まるで潰れた無花果の実そっくりだ。
ペニスもさすがに硬さを失い、砂浜に潜むゴカイの一種みたいに力を失くしてだらりと伸びている。
「わかってるさ。だが、まだ終わりじゃない」
ブライトが、ベッドの上に膝立ちになった。
「す、すごい…」
思わず息を飲んだ。
ブライトの人形のようなつるつるの陰部から、大ぶりの肉バナナが反り返っている。
まるで生えたばかりのようなその性器は、外観だけを見る限り、前にも増してたくましい。
「見ろ。おまえのネクタルのおかげだ。完全に回復している」
胸に目をやると、乳首もそうだった。
生え替わった薔薇色の乳首が、同色の乳輪の真ん中で、可憐に花開いているのだ。
「つがいのオメガの分泌する神の酒、”ネクタル”さえあれば、俺は不死身ということだ。いや、それどころか、単身、魔王に挑めるくらい、強くなれるだろう」
「魔王に、挑む…?」
この地域で起こっている異変。
王国旅団の失踪。
魔獣の跋扈。
その元凶は魔王だと、ブライトは信じているということか。
「だが、そのためには、まだ足りない」
ブライトが、膝で僕のほうににじり寄る。
「今度は俺の番だ。レム、おまえがもっと精液を出せるよう、この身体で手伝ってやろうじゃないか」
一滴残らず精液を搾り取られ、中身のないズタ袋のようになって、僕は呻いた。
「もう、カラカラだよ…」
事実、僕の睾丸はぺちゃんこになり、まるで潰れた無花果の実そっくりだ。
ペニスもさすがに硬さを失い、砂浜に潜むゴカイの一種みたいに力を失くしてだらりと伸びている。
「わかってるさ。だが、まだ終わりじゃない」
ブライトが、ベッドの上に膝立ちになった。
「す、すごい…」
思わず息を飲んだ。
ブライトの人形のようなつるつるの陰部から、大ぶりの肉バナナが反り返っている。
まるで生えたばかりのようなその性器は、外観だけを見る限り、前にも増してたくましい。
「見ろ。おまえのネクタルのおかげだ。完全に回復している」
胸に目をやると、乳首もそうだった。
生え替わった薔薇色の乳首が、同色の乳輪の真ん中で、可憐に花開いているのだ。
「つがいのオメガの分泌する神の酒、”ネクタル”さえあれば、俺は不死身ということだ。いや、それどころか、単身、魔王に挑めるくらい、強くなれるだろう」
「魔王に、挑む…?」
この地域で起こっている異変。
王国旅団の失踪。
魔獣の跋扈。
その元凶は魔王だと、ブライトは信じているということか。
「だが、そのためには、まだ足りない」
ブライトが、膝で僕のほうににじり寄る。
「今度は俺の番だ。レム、おまえがもっと精液を出せるよう、この身体で手伝ってやろうじゃないか」
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