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第53話
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狼藉に飽きた獣人の兄弟が立ち去ると、屋根裏部屋に静寂が戻ってきた。
獣人族たちによる略奪も終わったのか、いつのまにか窓の外も静かになっている。
窓ガラスに映る炎の反射が、床に横たわるぼろ屑のようなブライトの裸体を照らし出していた。
そこだけスポットライトが当たったように、薄闇の中に切り取られた丸い空間ー。
その中心に仰臥する、乳首とペニスと陰嚢を引き千切られた美形アルファ…。
しかも、その口腔内にはおのれの精巣を詰め込まれ、肛門には自分自身の勃起ペニスを丸ごと埋め込まれてー。
更に、立ち去り際にかんしゃくを起こした豚男に踏みにじられたせいで、ブライトの裸体は痣だらけだった。
脇腹から下腹の六角筋にかけて、青痣や赤痣でまだらになってしまっているのだ。
ふたりの獣人が階段を下りていき、荒々しく入口の戸を蹴り倒して外に出ていく音を聞き届けると、僕は我慢できずにブライトに駆け寄った。
全裸の股間で、カチコチに勃起したペニスが疼いてならなかった。
胸がどきどきして、今にも口から心臓が飛び出しそうだ。
獣人たちの退場とともに、恐怖はすでに去っていた。
今の僕を衝き動かしているのは、ただひとつー。
血だらけでうめくブライトに対する、抑えきれない欲情だ。
「ブライト…僕、もう、我慢できない…」
僕は乳首を失ったブライトの胸の上で、包皮から亀頭の飛び出た濡れ濡れ勃起ペニスを握りしめた。
ブライトのような超美形のアルファが、ふたりの醜い獣人族に凌辱され、あまつさえ人体破壊の憂き目に遭うさまが、ここまで背徳的で、煽情的だったなんて…。
「見てるだけで、逝っちゃいそうだったんだ。ねえ、ここで、出していい?」
懇願するような僕の声に、血まみれのブライトが薄目を開けた。
そして、瀕死のアルファは、情欲に目がくらんだ僕に向かって、かすかにうなずいてみせたようだった。
獣人族たちによる略奪も終わったのか、いつのまにか窓の外も静かになっている。
窓ガラスに映る炎の反射が、床に横たわるぼろ屑のようなブライトの裸体を照らし出していた。
そこだけスポットライトが当たったように、薄闇の中に切り取られた丸い空間ー。
その中心に仰臥する、乳首とペニスと陰嚢を引き千切られた美形アルファ…。
しかも、その口腔内にはおのれの精巣を詰め込まれ、肛門には自分自身の勃起ペニスを丸ごと埋め込まれてー。
更に、立ち去り際にかんしゃくを起こした豚男に踏みにじられたせいで、ブライトの裸体は痣だらけだった。
脇腹から下腹の六角筋にかけて、青痣や赤痣でまだらになってしまっているのだ。
ふたりの獣人が階段を下りていき、荒々しく入口の戸を蹴り倒して外に出ていく音を聞き届けると、僕は我慢できずにブライトに駆け寄った。
全裸の股間で、カチコチに勃起したペニスが疼いてならなかった。
胸がどきどきして、今にも口から心臓が飛び出しそうだ。
獣人たちの退場とともに、恐怖はすでに去っていた。
今の僕を衝き動かしているのは、ただひとつー。
血だらけでうめくブライトに対する、抑えきれない欲情だ。
「ブライト…僕、もう、我慢できない…」
僕は乳首を失ったブライトの胸の上で、包皮から亀頭の飛び出た濡れ濡れ勃起ペニスを握りしめた。
ブライトのような超美形のアルファが、ふたりの醜い獣人族に凌辱され、あまつさえ人体破壊の憂き目に遭うさまが、ここまで背徳的で、煽情的だったなんて…。
「見てるだけで、逝っちゃいそうだったんだ。ねえ、ここで、出していい?」
懇願するような僕の声に、血まみれのブライトが薄目を開けた。
そして、瀕死のアルファは、情欲に目がくらんだ僕に向かって、かすかにうなずいてみせたようだった。
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