31 / 460
第30話
しおりを挟む
ちゅぷ。
ブライトの股間で、かすかな音がした。
その湿った音に、僕は我が耳を疑った。
だめだ! ブライト!
そんな、いやらしい音、立てちゃあ!
危うく叫び出しそうになった。
「やっぱりな」
さすが獣人らしく、耳ざとくその音を聞きつけて、豚男がニタっと嗤った。
「このアルファ、おまえにチンポいじられて、よがってやがるぜ。思った通りだ。威張ってるくせに、この野郎、心の底では、本当はすこぶるつきのド変態なんだよ。やられて喜ぶドMってやつだ。エリート貴族のアルファには、そんな腐ったやつがよく居ると聞くぜ。ストレスのせいで性根がねじ曲がった、変質者どもがよ」
え?
僕は目をしばたたかせた。
そ、そんな…。
ブライトが、M…?
”M”とはマゾヒスト、豚男の言う通り、虐待や凌辱をいちばんの快感とする性向の者を指す。
「ブライト…本当なの?」
場違いとはわかってたけど、こらえきれず、訊いてしまった。
「…」
ちらっと僕を見て、すぐに顏を背けるブライト。
その目の下が桜色に染まっているのは、図星だったからなのだろうか。
ともあれ、弓のように反り返ったブライトのペニスの先から、感じた時に出るあの前駆液が滲んでいるのは、もう疑いようがなかった。
熊男にペニスを弄られ、明らかにブライトは感じてしまっているのである…。
「逝かせてやれ」
ニタニタ笑いを顔中に貼り付け、豚男が言った。
「いっそのこと、思いっきりチンポを引き千切ってやれば、こいつ、大喜びで昇天すると思うぜ」
ブライトの股間で、かすかな音がした。
その湿った音に、僕は我が耳を疑った。
だめだ! ブライト!
そんな、いやらしい音、立てちゃあ!
危うく叫び出しそうになった。
「やっぱりな」
さすが獣人らしく、耳ざとくその音を聞きつけて、豚男がニタっと嗤った。
「このアルファ、おまえにチンポいじられて、よがってやがるぜ。思った通りだ。威張ってるくせに、この野郎、心の底では、本当はすこぶるつきのド変態なんだよ。やられて喜ぶドMってやつだ。エリート貴族のアルファには、そんな腐ったやつがよく居ると聞くぜ。ストレスのせいで性根がねじ曲がった、変質者どもがよ」
え?
僕は目をしばたたかせた。
そ、そんな…。
ブライトが、M…?
”M”とはマゾヒスト、豚男の言う通り、虐待や凌辱をいちばんの快感とする性向の者を指す。
「ブライト…本当なの?」
場違いとはわかってたけど、こらえきれず、訊いてしまった。
「…」
ちらっと僕を見て、すぐに顏を背けるブライト。
その目の下が桜色に染まっているのは、図星だったからなのだろうか。
ともあれ、弓のように反り返ったブライトのペニスの先から、感じた時に出るあの前駆液が滲んでいるのは、もう疑いようがなかった。
熊男にペニスを弄られ、明らかにブライトは感じてしまっているのである…。
「逝かせてやれ」
ニタニタ笑いを顔中に貼り付け、豚男が言った。
「いっそのこと、思いっきりチンポを引き千切ってやれば、こいつ、大喜びで昇天すると思うぜ」
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
117
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる