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第26話
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「威勢のいいアルファだわい。しかもおあつらえむきに全裸ときちょるべ。ようし、やっちまうべ」
グワワワッ!
両手を開き、熊男が襲いかかった。
俊敏な動きでよけるブライト。
すれ違いざまに右足が一閃して、熊男の毛むくじゃらの腹に食い込んだ。
「ぐはっ」
ブライトの強烈な膝蹴りを食らって、たたらを踏む獣人。
と、半回転したブライトが、矢継ぎ早に左足を繰り出した。
喉元に踵の一撃が炸裂し、
「ぶほっ」
白い泡を吹いて、熊男がのけぞった。
すかさずその懐に飛び込むと、曝け出された獣人の喉元めがけてブライトが続けざまにパンチを繰り出した。
素晴らしく速い動きだった。
ブライトはただのアルファの貴族ではなく、何か格闘技でも習得しているのだろうか。
「ブライト、すごい…」
「うちの家系は、どちらかというと武闘派でね。ジュリア姉貴は格闘技、アギト兄貴は剣術、てぐあいに。ふたりには、道場でよくお手合わせしてもらったものさ」」
感動に目を潤ませる僕をちらっと見て、ブライトが得意げににやりと笑う。
「なかなかやるな」
口の泡を手の甲で吹いて、熊男が立ち上がる。
後ろの豚男のにやにや笑いが気になるけど、ここは一体ずつ倒していくほかない。
「まだ凝りないのか」
ブライトが拳闘の構えを取ってステップを踏むと、股間から垂直に立ち上がった陰茎がリズミカルに揺れた。
グワワワッ!
両手を開き、熊男が襲いかかった。
俊敏な動きでよけるブライト。
すれ違いざまに右足が一閃して、熊男の毛むくじゃらの腹に食い込んだ。
「ぐはっ」
ブライトの強烈な膝蹴りを食らって、たたらを踏む獣人。
と、半回転したブライトが、矢継ぎ早に左足を繰り出した。
喉元に踵の一撃が炸裂し、
「ぶほっ」
白い泡を吹いて、熊男がのけぞった。
すかさずその懐に飛び込むと、曝け出された獣人の喉元めがけてブライトが続けざまにパンチを繰り出した。
素晴らしく速い動きだった。
ブライトはただのアルファの貴族ではなく、何か格闘技でも習得しているのだろうか。
「ブライト、すごい…」
「うちの家系は、どちらかというと武闘派でね。ジュリア姉貴は格闘技、アギト兄貴は剣術、てぐあいに。ふたりには、道場でよくお手合わせしてもらったものさ」」
感動に目を潤ませる僕をちらっと見て、ブライトが得意げににやりと笑う。
「なかなかやるな」
口の泡を手の甲で吹いて、熊男が立ち上がる。
後ろの豚男のにやにや笑いが気になるけど、ここは一体ずつ倒していくほかない。
「まだ凝りないのか」
ブライトが拳闘の構えを取ってステップを踏むと、股間から垂直に立ち上がった陰茎がリズミカルに揺れた。
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