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第24話
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獣人…?
僕は凍りついた。
この近辺にまで、獣人たちが出没するなんて…。
これも、魔獣の増加と何かか関係があるのだろうか。
獣人といえば、山岳地方に住み、めったに平地には下りてこないと聞いていたのに…。
「かなりの数だ。まずいな」
僕を抱いたまま、窓から下をのぞき、ブライトがつぶやいた。
ブライトに股間を弄られながら、つま先立ちになって僕も見た。
夜の帳の中、あちこちで火が燃えている。
広場に立つ照明用のかがり火を利用して、家々に火をつけた輩がいるらしい。
その炎の中を、逃げ惑う村人たち。
村人たちを追いかけ、捕まえては引き裂いているのは、毛むくじゃらの二足歩行のケダモノたちだった。
虎や犬、熊など、多種多様な獣の貌をもつ怪物たちは、どいつも剛毛に覆われた股間から棍棒のような性器を屹立させている。
「やつら、どうやら、血の匂いに欲情しているらしい。いかん、来るぞ」
ブライトが低く叫んだ瞬間、階下から悲鳴が沸き起こった。
あれは、マサラおばさんの声だ。
獣人がこの家にも押しかけて来たに違いない。
「レム、おまえは隠れてろ。後は俺がなんとかする」
ようやく僕のペニスを解放して、ブライトが言った。
「わ、わかりました…」
急いでベッドの下に潜り込んだ時ー。
すさまじい音が響き渡り、部屋の木戸が吹き飛んだ。
僕は凍りついた。
この近辺にまで、獣人たちが出没するなんて…。
これも、魔獣の増加と何かか関係があるのだろうか。
獣人といえば、山岳地方に住み、めったに平地には下りてこないと聞いていたのに…。
「かなりの数だ。まずいな」
僕を抱いたまま、窓から下をのぞき、ブライトがつぶやいた。
ブライトに股間を弄られながら、つま先立ちになって僕も見た。
夜の帳の中、あちこちで火が燃えている。
広場に立つ照明用のかがり火を利用して、家々に火をつけた輩がいるらしい。
その炎の中を、逃げ惑う村人たち。
村人たちを追いかけ、捕まえては引き裂いているのは、毛むくじゃらの二足歩行のケダモノたちだった。
虎や犬、熊など、多種多様な獣の貌をもつ怪物たちは、どいつも剛毛に覆われた股間から棍棒のような性器を屹立させている。
「やつら、どうやら、血の匂いに欲情しているらしい。いかん、来るぞ」
ブライトが低く叫んだ瞬間、階下から悲鳴が沸き起こった。
あれは、マサラおばさんの声だ。
獣人がこの家にも押しかけて来たに違いない。
「レム、おまえは隠れてろ。後は俺がなんとかする」
ようやく僕のペニスを解放して、ブライトが言った。
「わ、わかりました…」
急いでベッドの下に潜り込んだ時ー。
すさまじい音が響き渡り、部屋の木戸が吹き飛んだ。
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