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第23話

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「獣人だと…?」

 ブライトの眼が光った。

 つづいて、無造作に僕の肛門から右腕を抜き去った。

「ハアアアッ!」

 その擦過感に、僕は身震いした。

「ヒャウウウウウウンッ!」
 
 手首が抜けたところで、たなごころが出口に引っかかり、それをブライトが無理やりこじったため、快感が倍加したのである。

 萎えかけたペニスを振り回し、ベッドに放り出された僕を、すんでのところでブライトが抱き留める。

 ベッドから下りて僕を床に立たせると、抱き締めながら股間を押しつけてきた。

 ブライトの性器は、まだ勃ったままだった。

 無理もない。

 さっきから僕ばかりがイカされてしまっているのだ。

 ブライトが逝ったのは、野外で僕と逆さシックスナインを演じた時だから、もうかなり前のことになる。

 ブライトが僕の下腹に垂直に勃起したペニスの裏側を押しつける。

 押しつけながら右手で僕のペニスを拾い上げると、自分のものと一緒に手のひらに包んだ。

 そのままモミモミ揉み始めると、萎えていた僕のペニスがまた硬さを取り戻してきた。
 
 特に亀頭同士のすり合わせが気持ちよく、射精直後だというのに僕はまた欲情した己に気づき、顔を赤らめた。

 抱き締められると、目の前にブライトの乳首が来た。

 薔薇のような乳輪の真ん中に咲く、綺麗なピンク色をした、可憐極まりない肉の芽である。

 僕はその乳頭の窪みに舌先をつけ、おそるおそる舐めてみた。

 ブライトは薄く目を閉じ、乳首への愛撫を味わっているかのようだ。

「下手に動くより、このまま、ここにいよう」

 僕の髪をわしゃわしゃかき混ぜて、ブライトが言った。

「獣人に逆らうのは得策じゃない。特に相手が複数の場合は。幸いここは屋根裏部屋だ。うまくいけば見つからずに済む」

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