22 / 478
第21話
しおりを挟む
取っ手としてペニスを掴まれ、右に180度、左に180度、躰を水平に回される。
それを何度も繰り返されているうちに、僕の肛門はブライトの上腕部までをも、ずぼずぼ飲みこんでいく。
両脚をMの字に曲げて体側にくっつけたままブライトの腕の先に”生えた”僕は、まるで腹話術の人形だ。
回転を繰り返すたびに躰の奥の隙間が開き、その中にブライトの指が分け入っていくのがわかった。
「あった」
何度も僕を回転させた後、ぽつりとブライトがつぶやいた。
「きゅううっ」
彼の指先が僕の体内で何かを抓み、尋常ならざるその快感に、僕は熱した油に抛り込まれた海老のように突っ張った。
「うう、この手触り…なんて、なまめかしい」
ブライトは、親指と人差し指でその”何か”をぷよぷよ揉んでいる。
「そ、それは…?」
陶然となりながらも、僕は尋ねずにはいられない。
自分の体の中に、僕の知らない器官があるなんて…。
「子宮だよ、子宮。このぷりぷりした内臓こそが、レム、おまえが本物のオメガである証なんだ。ボルチオというのは、女性の膣と子宮の境目の部位を指すんだが、レムのように幼体のオメガの場合は、ヴァギナも膣も未発達だから、直腸と子宮の境目がそれにあたるというわけだ。まあ、成熟すれば、膣から子宮への陰門が開通するから、自然、この疑似ボルチオは閉ざされてしまうんだが。そういう意味ではこれは、今のおまえだからこそ味わえる快楽といえるだろうな」
子宮…。
脳味噌が蕩けるような涅槃の羊水に身を任せながら、僕はぼんやりと考える。
やはり僕は、男だけど、妊娠できるんだ。
よかった…。
うまくいけば、これで本当に、ブライトの子を産める…。
「なんせボルチオは、その種族の女性にとっても、最高の性感帯なんだ。その意味で、射精の快感も、ボルチオ挿入の快感も両方味わえるおまえらオメガってやつは、前種族の中で一番の幸せ者なのではないかと、俺はそう思う」
息も切らせずそこまで一気に言ってのけると、ブライトは再びボルチオ攻めに指先の神経を集中し始めた。
それを何度も繰り返されているうちに、僕の肛門はブライトの上腕部までをも、ずぼずぼ飲みこんでいく。
両脚をMの字に曲げて体側にくっつけたままブライトの腕の先に”生えた”僕は、まるで腹話術の人形だ。
回転を繰り返すたびに躰の奥の隙間が開き、その中にブライトの指が分け入っていくのがわかった。
「あった」
何度も僕を回転させた後、ぽつりとブライトがつぶやいた。
「きゅううっ」
彼の指先が僕の体内で何かを抓み、尋常ならざるその快感に、僕は熱した油に抛り込まれた海老のように突っ張った。
「うう、この手触り…なんて、なまめかしい」
ブライトは、親指と人差し指でその”何か”をぷよぷよ揉んでいる。
「そ、それは…?」
陶然となりながらも、僕は尋ねずにはいられない。
自分の体の中に、僕の知らない器官があるなんて…。
「子宮だよ、子宮。このぷりぷりした内臓こそが、レム、おまえが本物のオメガである証なんだ。ボルチオというのは、女性の膣と子宮の境目の部位を指すんだが、レムのように幼体のオメガの場合は、ヴァギナも膣も未発達だから、直腸と子宮の境目がそれにあたるというわけだ。まあ、成熟すれば、膣から子宮への陰門が開通するから、自然、この疑似ボルチオは閉ざされてしまうんだが。そういう意味ではこれは、今のおまえだからこそ味わえる快楽といえるだろうな」
子宮…。
脳味噌が蕩けるような涅槃の羊水に身を任せながら、僕はぼんやりと考える。
やはり僕は、男だけど、妊娠できるんだ。
よかった…。
うまくいけば、これで本当に、ブライトの子を産める…。
「なんせボルチオは、その種族の女性にとっても、最高の性感帯なんだ。その意味で、射精の快感も、ボルチオ挿入の快感も両方味わえるおまえらオメガってやつは、前種族の中で一番の幸せ者なのではないかと、俺はそう思う」
息も切らせずそこまで一気に言ってのけると、ブライトは再びボルチオ攻めに指先の神経を集中し始めた。
1
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる