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第16話
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頭の中がカーっと赤くなった。
本格的に、抱いてやるー。
なんて素敵な言葉だろう。
まるで、夢みたいだ。
これまでの、虐待生活が、嘘みたい…。
天にも昇る心地の僕に、ブライトが言う。
「けどな、その前に、ひとつ、確かめたいことがある」
「ああっ!」
僕がひくついたのは、他でもない。
ブライトの指が、4本に増えたのだ。
手刀のように親指以外の4本の指をそろえ、改めて僕の肛門に突き刺したのである。
「いやあ…ん」
僕はお尻を引っ込めようとした。
さすがに涙があふれてきた。
こ、これは、何?
まるで、そう…。
ブライトときたら、僕のお尻の穴に、右手を丸ごと、突っ込もうとしてるみたい…。
「そんなこと、したら、お尻の穴が、裂けちゃうよ…」
「教えてやろう。これは、フィスト・ファックってやつだ。王都のアルファとオメガの間では、ごくあたりまえに行われているセックスプレイだよ」
僕の抗議を歯牙にもかけず、ブライトは熱い穴にずぶずぶと指を埋めていく。
僕はできるだけ痛みを和らげようと、膝立ちした両脚をめいっぱい開いて、肛門を左右に拡張するしかない。
「一人前のオメガなら、フィスト・ファックなど、なんでもないはずだ」
「も、もし、無理だったら…?」
「その時は、残念ながら、俺の見込み違いということになる。おまえはただのセフレとしても、失格だ」
本格的に、抱いてやるー。
なんて素敵な言葉だろう。
まるで、夢みたいだ。
これまでの、虐待生活が、嘘みたい…。
天にも昇る心地の僕に、ブライトが言う。
「けどな、その前に、ひとつ、確かめたいことがある」
「ああっ!」
僕がひくついたのは、他でもない。
ブライトの指が、4本に増えたのだ。
手刀のように親指以外の4本の指をそろえ、改めて僕の肛門に突き刺したのである。
「いやあ…ん」
僕はお尻を引っ込めようとした。
さすがに涙があふれてきた。
こ、これは、何?
まるで、そう…。
ブライトときたら、僕のお尻の穴に、右手を丸ごと、突っ込もうとしてるみたい…。
「そんなこと、したら、お尻の穴が、裂けちゃうよ…」
「教えてやろう。これは、フィスト・ファックってやつだ。王都のアルファとオメガの間では、ごくあたりまえに行われているセックスプレイだよ」
僕の抗議を歯牙にもかけず、ブライトは熱い穴にずぶずぶと指を埋めていく。
僕はできるだけ痛みを和らげようと、膝立ちした両脚をめいっぱい開いて、肛門を左右に拡張するしかない。
「一人前のオメガなら、フィスト・ファックなど、なんでもないはずだ」
「も、もし、無理だったら…?」
「その時は、残念ながら、俺の見込み違いということになる。おまえはただのセフレとしても、失格だ」
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