落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

第15話

　ズブズブズブ…。

　粘液の音をさせて、ブライトの3本の指が、僕の直腸に侵入する。

　人差し指、中指、薬指の、3本だ。

「おまえのここを、おまんこにしてやるよ」

　ずぼ、ずぼ、ずぼ。

　くちゅくちゅくちゅ…。

　指を出し入れしながら、中をかき混ぜるブライト。

「だ、だめ、そ、そんな…。で、でも、ああ、い、いい…」

　下腹が波打ち、内腿に腱が浮き彫りになる。

　僕はといえば、お尻を上げて、勃起したペニスの先をシーツに擦りつけるしかない。

　そうしながら、自分で自分の乳首を左右に引っ張ると、ジーンと脳天が痺れたようになってくる。

　両手で引っ張り、限界まで伸びたところで、パッと離す。

「あふんっ」

　思わず甘い声を上げてしまい、僕は耳朶まで赤くなる。

　ずぼっ、ずぼっ、ずぼっ。

　ブライトの指の動きが速くなる。

　それに従い、僕の躰の下で勃起ペニスが硬さを増してくる。

　さっき出したばっかりなのに、もう石柱のようにカチカチだ。

「ぐちょぐちょだぞ、もう」

　指を抜いたブライトが、僕の鼻先にそれを突き付けた。

「ほら、自分でも舐めてみろ」

　愛液でべっとり濡れた３本の指を、そのまま僕の唇に押しつける。

「あ、あぐう」

　口をこじ開けられ、指が差し込まれた。

　チュウチュウチュウ…。

　おのれの肛門汁にまみれた指を、僕は吸う。

「ああ…いいぞ」

　指を吸われて、ブライトがうめく。

「まだ夜は長い。いいだろう。オメガはオメガらしく、本格的に、抱いてやる」