落ちこぼれオメガとエリートアルファの魔王討伐

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
15 / 479

第14話

しおりを挟む
 巣作りや蜜月やお預け―。

 そう言ったくせに、ブライトは僕を寝かせてはくれなかった。

「これが、レムの肛門か…。綺麗な色をしている」

 切れ長の目に妖しい光を宿して、またしても、僕のお尻を左右に開く。

 僕という、ヒート期のオメガのフェロモンに、完全に当てられてしまっているのだ。

「しかし、レムのこの穴は、肛門というより、まんまおまんこだな」

 そんな卑猥な言葉をつぶやいたかと思うと、顏をお尻の穴につけ、中を尖らせた舌で、かき回してきた。

「あ、だめえっ!」

 僕はシーツの上にうつ伏せになり、尺取虫みたいにお尻だけ上げてしまう。

 それ以上喘ぎ声が漏れないよう、とっさにシーツを噛んだ。

 気持ちよすぎて、噛んだシーツがすぐに唾液まみれになるのがわかった。

「ほら、出て来た出て来た」

 くちゅくちゅくちゅ。

 今度は人差し指を出し入れする音。

 ブライトが、柔らかい僕の穴から、いやらしいお汁を掻き出しているのだ。

「だ、だめだったら…」

 僕はひくつく穴から肛門汁を溢れさせ、勃起気味のピンク色の乳首をシーツに擦りつけ、掠れ声で喘ぐしかない。

「かわいいやつ。前にもオメガと寝たことはあるが、ここまで感じやすいやつは、いなかったぞ」

 淫靡にブライトが嗤う。

「ここに指が何本入るか、ちょっと試してみるか。ほうら、まず、2本」

「あ…」

 狭い管が拡張される感触に、僕はぴくんと丸いお尻を震わせる。

「どうだ?」

 ブライトが、直腸内の敏感な部分を、第二関節で折り曲げた指先で、きゅっとで挟んできた。

「あふ・・・あひいっ」

 シャチホコのように背中を反らし、絶句する僕。

 にゅるっ。

 肛門汁だけでなく、ペニスの先からも汁が滲む。

 躰の下で、肉棒が大きくなる。

 ムクムクムクムク、まるで空気を入れたチューブ型の風船のように。

 カチコチにしこった肉棒を、裸の下腹とベッドで挟む。

 挟んでおいて、躰を前後に揺すってみた。

「アア…」

 皮がめくれて、気持ち、いい…。

「さあ、次は3本だ」

 そんな僕の卑猥な動きを目を細めて眺めながら、ブライトが更に指の数を増やし、僕の肛門を拡張するー。


しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...