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ヤミイ

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「この変態。本当に、救いようがないわね」
 塁は吐き出すようにそれだけ言うと、両手の手のひらを開き、今度は直腸と陰嚢を一緒に握りしめてきた。
「はぐうっ」
「ぎゃああっ」
 同時にのけぞる僕と先生。
 それを合図にしたかのように、上昇を開始するロープ。
 万歳の形で両手首を緊縛したロープが、U字形に足を頸にかけ、臀部を突き出した僕らを持ち上げにかかる。
 だが、少し上がったところで、上昇は阻まれた。
 そう。
 塁が、肛門からはみ出た僕と先生の直腸と陰嚢を、両手でしっかり握りしめているからだ。
 ロープが引かれ、直腸と陰嚢が、きゅうっと伸びた。
 塁が陰嚢を握りしめ、袋の中のアーモンド形の精巣を、ふたつ一緒にコリコリこすり合わせてきた。
「ああ、あああ、あああっ」
「く、くうううううっ」
 痛痒いような異様な感覚に、僕と先生は唱和するように喘ぎまくる。
 硬い精巣が、薄っペらな袋の皮を通して、直腸壁に包まれた前立腺を刺激する。
 男性の性腺刺激中枢である前立腺は、ペニスと同様、自分自身も興奮すると膨張する。
 ちょうど今がそうだった。
 膨れた前立腺に圧迫されてはみ出た直腸の一部にアーモンド形の精巣がめり込み、神経叢に火花を散らすのだ。
 むろん、僕らを責め苛むのはむろんそれだけではなかった。
 相手を突き刺すように互い違いになった勃起ペニス。
 それを海綿体の中央部で束ねた電動オナホールが、烈しく振動を開始したのである。
 さっきまでとは違う連結の仕方に、新たな快感が湧出するのがわかった。
 あまりの気持ち良さに、思わず腰を振って先生のペニスに己のペニスを擦りつけてしまう。
 オナホが貫通型で先に穴が開いているせいで、お互いの亀頭は相手のペニスのつけ根にめり込むことになる。
 僕も先生も綺麗に剃毛しているから、その鼠径部の部位は霜降りの肉のようにとても柔らかくて心地よい。
 僕らを吊り上げようとするロープ。
 ロープに逆らって、僕らの躰を下方に引く塁。
 真逆の力を加えられ、ゴムのように伸びる陰嚢の袋と肛門からの脱肛直腸。
 そして、僕らの下腹の間で肉の棒を連結してふたつの恥ずかしい裸体を繋ぎ留め、狂おしく震える淫らな玩具。
「死ねばいいんだ。このクソ変態めが」
 僕と先生の精巣と前立腺を憎しみを込めて揉みしだきながら、うなるように塁がつぶやいた。

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