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ヤミイ

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「や、やめて・・・そ、それは・・・」
 ジュリは僕の意図に気づいたようだ。
 興奮で上気した顔が、一気に青ざめた。
「そ、そんなことしたら、あたし・・・」
「そう。死んでしまうかもしれません」
 僕は左手でジュリのペニスを握り、ぐいと上に引っ張った。
 そうやってジュリの下半身を心持ち仰向かせて、僕の右腕を手首まで呑み込んだヴァギナを剥き出しにする。
 ジュリのヴァギナはもうガバガバだ。
 銀色に光る淫汁をじゅるじゅる分泌させながら、肉食の二枚貝の内臓みたいに僕の手首に吸いついている。
「でも、調べてみると、これで想像を絶する快感を得られる女性も多いようです。なんでも、一度経験すると、病みつきになって、他の行為ではまるっきり物足らなくなってしまうとか」
「あたしに、命を賭けろというの・・・? 快感か、死か・・・」
 ジュリの瞳が揺れる。
 僕にアレを握られ、感じているのだ。
 僕の右手は今や蜜壺の奥のボルチオを突破し、その更に奥にまで達してしまっている。
「エロスとタナトスは、いわば背中合わせ。快楽の中で死ねるなら、むしろ幸せだと思いませんか?」
「ふっ。童貞少年の台詞とは、とても思えないわね。おまえはいったい、何者なの?」
「さあ」
 僕は死神の笑いを口元に浮かべ、ジュリの体内でその袋を握り締めた。
 まさしく内臓の手触りだ。
 その弾力、ぬるぬるした触感。
 握っているだけで射精しそうになるくらい、いやらしい触感だった。
「はふっ」
 ジュリが固まった。
 眼窩の中で、眼球がまた、ゆっくりとせり上がる。
「あああっ・・・きゅ、きゅうう・・・」
 僕の左手の中で、柔らかかったジュリのペニスがすごい勢いで硬くなっていく。
 全身の血液が、海綿体に送り込まれているに違いない。
 ペニスをジュリの腹のほうに引っ張り、ヴァギナを更によく見えるようにした。
 そのすぐ後ろでは、アヌスに突き立った細身のバイブがウインウインと唸りながら忠実に職務を果たしている。
 毬のような大きなふたつの乳房に貼りついた吸盤たちも、アナルバイブに負けてはいない。
 内部の刷毛を回転させて、吸引して勃起させた乳首を休まず弄り回しているのだ。
「行きますよ。外に、引きずり出します」
 僕は右腕をおもむろに抜き始めた。
 もちろん、手にはジュリの臓器の一部を握ったままだ。
「やめ・・・」
 ジュリがルージュで真っ赤に塗られた形のいい唇を半開きにして、肌色の長い舌をだらりと突き出した。
 濡れ濡れの肉襞の間から、白い泡とともに、ぬるぬるになった僕の右のこぶしが現れる。
 最後の抵抗を無視して、ずぼりと引き抜いた。
「きゃうっ!」
 ピキッと痙攣し、ぶくぶく口から泡を吹くジュリ。
 僕はこぶしを開いた。
 淫汁まみれになった、逆三角形の肉の塊が、そこにあった。
 肉塊からは二本の細い管が伸びていて、ジュリの膣へとつながっている。
「ジュリさん、見てください。これがあなたの・・・」
 ジュリによく見えるように臓器を目の高さに持ち上げ、僕はにやりと悪魔のように嗤ってみせた。
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