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尿道が粘液でいっぱいだからだろう。
チューブの出入りはスムーズだった。
ぐしゅぐしゅ弄り回していると、
「あう、行く、いっちゃう」
僕のペニスから手を放し、大きくのけぞって先生がひくついた。
ドクンドクンドクン。
僕の握った手の中であの脈動が始まって、透明チューブの中に白濁液が満ちてくる。
ずずっと啜ると、口の中に例の青臭い匂いが広がった。
「ふたり同時というのは、難しそうですね」
僕らの様子を見守っていた柚葉が、ため息混じりに言った。
「どうしても、イク時になると、手の動きがおろそかになってしまいます」
彼女の言う通りだった。
さっき僕が逝きそうになった時は僕の手の動きが悪くなり、今、先生が逝く時は、僕のペニスは解放されてしまったのだ。
「こうなったら、方法はひとつしかないですね」
意を決したように、強い語調で続ける柚葉。
「方法って?」
うすうすわかっていたが、彼女自身の口から言わせてみることにした。
「私がふたりの勃起おチンポをしごくのです。もちろん、カテーテルを挿入したまま。そうすれば、おふたりは、快楽に浸ることと、お互いのエキスを飲むことに集中できるようになるはずです」
「いいね、それ」
僕はうなずいた。
「僕も君に賛成だけど、できればこうしてほしい。僕と先生の性器を密着させた状態で、二本いっぺんにしごいてほしいんだ」
「兜合わせですね」
熱いまなざしで僕を見て、柚葉がうなずいた。
「よく知ってますね。その淫語」
僕は少しばかり驚いた。
兜合わせなんて言葉が、女性向けのBL漫画や小説に出てくるものだろうか。
「勉強したんです。ネットの同性愛サイトで。ドキドキするような動画が色々上がっていて…。それをまさか、こんなふうに、ライブで見られるなんて」
「じゃあ、やり方はわかりますね」
「はい。任せてください」
「では、お願いします」
数分後、僕と先生は机の上でM字開脚になり、お互い向かい合っていた。
立てた肉棒同士が一番前にくる、恥辱まみれの姿勢である。
互いの亀頭から伸びたカテーテルは、むろん、口に咥えたままである。
横に立った柚葉が、僕らの垂直ソーセージを両手で握り、硬さを確かめるようにひねりながら、興奮でかすれた口調で言った。
「おふたりとも、もう少し前へ。おチンポの、裏筋同士がくっつくように」
チューブの出入りはスムーズだった。
ぐしゅぐしゅ弄り回していると、
「あう、行く、いっちゃう」
僕のペニスから手を放し、大きくのけぞって先生がひくついた。
ドクンドクンドクン。
僕の握った手の中であの脈動が始まって、透明チューブの中に白濁液が満ちてくる。
ずずっと啜ると、口の中に例の青臭い匂いが広がった。
「ふたり同時というのは、難しそうですね」
僕らの様子を見守っていた柚葉が、ため息混じりに言った。
「どうしても、イク時になると、手の動きがおろそかになってしまいます」
彼女の言う通りだった。
さっき僕が逝きそうになった時は僕の手の動きが悪くなり、今、先生が逝く時は、僕のペニスは解放されてしまったのだ。
「こうなったら、方法はひとつしかないですね」
意を決したように、強い語調で続ける柚葉。
「方法って?」
うすうすわかっていたが、彼女自身の口から言わせてみることにした。
「私がふたりの勃起おチンポをしごくのです。もちろん、カテーテルを挿入したまま。そうすれば、おふたりは、快楽に浸ることと、お互いのエキスを飲むことに集中できるようになるはずです」
「いいね、それ」
僕はうなずいた。
「僕も君に賛成だけど、できればこうしてほしい。僕と先生の性器を密着させた状態で、二本いっぺんにしごいてほしいんだ」
「兜合わせですね」
熱いまなざしで僕を見て、柚葉がうなずいた。
「よく知ってますね。その淫語」
僕は少しばかり驚いた。
兜合わせなんて言葉が、女性向けのBL漫画や小説に出てくるものだろうか。
「勉強したんです。ネットの同性愛サイトで。ドキドキするような動画が色々上がっていて…。それをまさか、こんなふうに、ライブで見られるなんて」
「じゃあ、やり方はわかりますね」
「はい。任せてください」
「では、お願いします」
数分後、僕と先生は机の上でM字開脚になり、お互い向かい合っていた。
立てた肉棒同士が一番前にくる、恥辱まみれの姿勢である。
互いの亀頭から伸びたカテーテルは、むろん、口に咥えたままである。
横に立った柚葉が、僕らの垂直ソーセージを両手で握り、硬さを確かめるようにひねりながら、興奮でかすれた口調で言った。
「おふたりとも、もう少し前へ。おチンポの、裏筋同士がくっつくように」
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