Ｒ指定

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　ぴゅっ。
　ぴゅぴゅっ。
　飛沫が先生のひくひく波打つ筋肉質の平らな下腹を濡らしていく。
　それにしても、ローターをまだ作動させてもいないのに、この感じ方はどうだろう。
　これで電源を入れたら、先生はどうなってしまうのか。
　先生はきっと、異物が肛門に挿入されているという事実だけで興奮できるくらい恥ずかしい変態性欲者なのだ。
　先が楽しみだった。
　これを体内に装着したまま、外出する。
　素敵すぎて、射精の直後なのに、昂る欲情で勃起が収まらない。
　妙案がひらめいたのは、そこまで考えた時だった。
　こうしたらどうだろう。
　先生のローターのリモコンも、僕が管理するのだ。
　そうすれば、自分だけでなく、僕は好きな時に先生に快楽を与えられるようになる。
　問題は、先生がそれを許してくれるかどうかだけど、この分ならいけそうだった。
　なんせ、先生は今の段階でもまったく無抵抗なのである。
　これでローターの装着を終え、スイッチを入れてやれば、もう僕の言いなりになるしかないだろう。
　ローターが先に進まなくなった。　
　直腸内の前立腺側の壁に隆起した瘤にたどり着いたのだ。
　指を抜き、肛門から垂れているローターの尻尾を折り曲げる。
　尻尾は可動式で、あらゆる方向に自由自在に曲げられるのだ。
　曲げた先を、陰嚢と肛門の中間あたりに貼りつける。
　位置を定めて吸盤を押さえると、見事ぴったりくっついた。
「ああ･･･い、いい･･･」
　先生は顎を上げ、両腕を突っ張り、両膝で下半身を支えて、淫らなお尻を高く掲げて震えている。
　射精しているのに採れたてのフィリピンバナナめいた艶やかな肉筒が力を失わないのは、前立腺付近にローターが当たっているためだろう。
　後はスイッチを入れるだけだった。
　ローターを作動させ、先生を愉悦の奈落に叩き込む。
　そして、悶え狂う先生の痴態を間近に眺めながら、僕は我が手で我が肛門にローターを装着するのだ。
　ああ、まるで夢のようだ。
　なんて素晴らしい･･･。
　その想像に、僕の躰の奥に獣欲のマグマの新たな熱い塊が産まれたようだった。