R指定

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
349 / 711

341

しおりを挟む
 よく見ると、それは流線形をしていた。
 いや、ティアドロップ形というべきだろうか。
 丸い本体に、短い尻尾がついているのである。
 その意味では、オタマジャクシに似ていた。
 本体はシリコン製で、尻尾の部分はもっと柔らかい素材でできている。
 指でつまんで引っ張ってみると、思った通り、尻尾が伸びた。
 多段式になっているのだ。
 つまり、こういうことだろう。
 このサイズのローターを直腸深く装着してしまうと、後で取り出すのが大変だ。
 下手をすると、大腸の中にまで入りこんでしまうからである。
 だから、この尻尾部分を伸ばして肛門から外に出し、陰嚢の裏側か会陰部に先を張りつけておくのだ。
 その証拠に、尻尾の先はアマガエルの指先みたいに小さな吸盤になっている。
 きっとエネマグラと同様に、この尻尾部分も振動して、会陰部からも前立腺を刺激できるようにできているに違いない。
 アイテムの構造がわかると、後は簡単だった。
 先生の肛門を左手の指で開き直し、ローターの丸いほうをずぶりと突き刺した。
「あんっ」
 少女のような声を発し、勃起陰茎を震わせる先生。
 陰茎の先からは、まだ白濁液の雫がしたたり落ちている。
 甘い栗の花の匂いがかすかに鼻孔をくすぐった。
 ふと、先生の男根が欲しくなり、僕はごくんと唾を呑み込んだ。
 手を伸ばせば届くところに、若鶏の腿肉をより合わせて伸ばしたような先生の肉筒がそびえ立っている。
 精液で濡れたハート形の赤紫色の大きな亀頭は、僕にとってはバレンタインのチョコみたいなものだ。
 でも、がまんした。
 先生の精液を飲む機会は、この先いくらでもあるだろう。
 なによりも、僕が自分から積極的につくればいいのだ。
 ズブズブズブ。
 ローターを指で押し込んでいくと、括約筋がくるりと翻って自ら異物を受け容れた。
 摩擦や抵抗感はほとんどなかった。
 ローションと淫汁で先生の肛門は中がもうべちょべちょなのだ。
「あう、あう、あう」
 ローターが深部に埋まり込んでいくにつれ、先生がびくんびくんと痙攣する。
 斜め上にそそり立つ長い肉筒の割れた先から、ぴゅっと液が飛び出した。
 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

短編集

田原摩耶
BL
地雷ない人向け

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

処理中です...