R指定

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
322 / 711

314

しおりを挟む
「ま、待って」
 僕は手を止めた。
「またひとりで逝かないで・・・。そんなにいいなら、僕も一緒に・・・」
 先生が眼を開き、潤んだ瞳を僕に向けた。
「そうか・・・そうだな」
 つぶやいて、ベッドサイドのテーブルを見る。
「助清も言ってたでしょ? ガーゼなら、その、もう一枚あるって」
「いいだろう」
 先生が手を伸ばし、洗面器から濡れたガーゼをすくい上げた。
 が、すぐに洗面器に戻すと、命令口調で僕に言った。
「そこに座って、股を開け」
 僕は言われるまま、ベッドによじ登り、先生の前にお尻を落ちつけた。
 胡坐をかくように脚を開くと、股間から勃起肉槌が跳ね上がった。
「相変わらず、元気だな。ジュリから聞いたぞ。きのうは結局、尿瓶一杯分、射精したんだろう?」
 僕の節くれだった肉竿を眺めて、先生が苦笑する。
「先生だって・・・。きのうのあれ、とても見ちゃいられなかった・・・」
 僕は顔を赤らめ、言い返した。
 女たちに蹂躙されて悦ぶ先生を目の当たりにした時の、胸をかきむしるような嫉妬心がよみがえる。
「お互いさま、というわけか。まあ、でも、きょうはふたり水入らずだ」
 先生がシーツの上をお尻で移動して、僕の両脚の間に下半身を入れてきた。
 足を交差させ、性器同士を限りなく近づける。
「あ」
 痺れるような快感を覚え、僕は思わず声を上げた。
 僕の勃起ペニスの裏側に、先生の勃起ペニスの裏側が触れたのだ。
「これが、したくてたまらなかったんだ」
 先生が、二本のペニスを片手で一緒くたに握りしめると、うっとりとした口調でひとりごちた。
「はうっ」
 僕は喘いだ。
 気持ち、いい・・・。
 先生の肉棒はゾクゾクするほど硬く、そして熱かった。
「それに、こうすれば、ガーゼは二枚も要らないだろう?」
 
 



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

短編集

田原摩耶
BL
地雷ない人向け

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

処理中です...