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ヤミイ

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 ふたりの巨漢が去ると、先生が僕を見つめた。
 M字開脚のまま、無毛の股間から男根を勃起させた先生は、とてもいやらしい。
 ギリシャ彫刻みたいに均整の取れた肉体が、興奮で薔薇色に染まっている。
 根元に影ができるほど勃起させた乳首が、見るからに物欲しげだ。
「ふたりきりになるのは、久しぶりって感じがするな・・・」
 先生が潤んだ眼で僕を見つめ返し、かすかに笑った。
「会いたかった・・・」
 その言葉に、僕はゾクゾクするものが胸の底からこみ上げるのを感じないではいられなかった。
 先生と、ふたりきり・・・。
 恋焦がれる、先生と・・・。
 ペニスが疼いた。
 新たな先走り汁で、亀頭が濡れる。
 その瞬間、こたつの中で乳繰り合った頃のことを、僕は思い出していた。
 勉強の途中、突然先生に全裸にされ、炬燵板の上に横たえられて、大事な所を弄られまくった僕。
 あの日から、ずいぶん遠くに来てしまった気がする・・・。
 この合宿に来て分かったのは、僕を目覚めさせた先生も実はマゾで、その実凌辱されるのが好きだということ。
 たとえば、こんなふうに…。
 バクバクいう心臓の鼓動を耳の奥に訊きながら、僕は両手を広げて、助清に渡されたガーゼをぴんと張る。
「僕も・・・」
 先生が、僕の顔を見つめながら、ゆっくりと腰を前に出す。
 揺れながら近づいてくる勃起ペニス。
 先が握りこぶしのように丸くなり、テッポウムシみたいにごつごつした、長く逞しい肉色の生殖器官。
 裏側から見るとその先端はハート形をしていて、ふたつに割れた鈴口には透明な露が光っている。
 亀頭全体も強くガーゼでこすられたせいで、ローションとカウパー腺液でべとべとだ。
「やってくれ」
 先生が、懇願するように言った。
「うん」
 僕は先生のつるつるの陰部から立ち上がったその肉の柱の先に、そっとガーゼを被せた。
 徐々に強く押しつけていくと、ガーゼの中央が亀頭の形に盛り上がった。
 そうしておいて、ピンと張り詰めたガーゼを、亀頭に当てたまま円を描くように動かした。
「ああ・・・」
 ペニスを震わせ、先生がのけぞった。
「い、いいっ・・・。ローションガーゼオナニー、最高だ・・・」

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