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ヤミイ

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「手伝う・・・?」
 僕はハーフっぽく整ったジュリの顔を見つめ返した。
 正直、今の僕には、女性の手助けなんて必要ない。
 きょう一日、ずっと射精をガマンしてきたのだ。
 オナニーの真似事だけで苦もなく放出できるはずだし、いくらジュリが美人でも僕は妹のほうには興味がない。
「あたしはあなたの逝く時の顔が見たいのよ」
 ジュリが突然低い声で唸るように言い、僕に尿瓶を突きつけた。
「さ、とっととここに突っ込んで」
「あ、はい・・・」
 いざ受け取ってみると、尿瓶はずっしりと重かった。
 横からのぞいてみると、瓶の半分近くまでどろりとした液体が溜っている。
 不思議な感じがした。
 透明な部分と白濁した部分が不均一に混在したその液体は、全部僕の精液なのである。
 このスープの中を、何十億という数の精子が泳いでいるというわけだ。
 精子が僕の分身だとしたら、この濃密なエキスは、すべとこの僕ということになる・・・。
「何をぐずぐずしてるのさ」
 ジュリが不機嫌に言い、横から手を出して僕の勃起ペニスを下向きに折った。
「さっさと嵌めるんだよ!」
 別人のように蓮っ葉な口調で僕をなじると、尿瓶を掴んでその狭い口に下に向けたペニスの先をねじ込んだ。
「あうっ!」
 尿瓶の細い管の中で仮性包茎の包皮が一気に雁首まで剥けてしまい、僕は反射的に立ち上がっていた。
 ジュリは僕を抱きかかえると、左手で尿瓶を持ち、右手を僕のお尻の割れ目に差し込んだ。
 ペニスをぐりぐり尿瓶にねじり込みながら、鉤型に曲げた人差し指を僕の肛門に挿入する。
「あ・・・っ」
 僕は感電したようにのけぞった。
「く、くうう・・・」
 すごい。
 痺れる。
 な、なんだ、この快感は。
 陰嚢からペニスにかけて、尿道に沿って電流がスパークした。
 僕は斜め上を睨み、化石のように硬直した。
 ぶるっ。 
 震えた。
「で、出りゅっ!」
 プラスチックの管いっぱいに、爆発的に膨れ上がる肉棒。
「早く出しなって」
 ジュリが僕の胸板に顔を寄せ、勃起乳首にがぶりと噛みついた。 

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