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ヤミイ

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 見ると、ナオミは先生の勃起ペニスの首を万力のような手で握り、完全に尿道を遮断している。
 先生は腰を伸ばすように持ち上げ、ナオミの顔の前に勃起ペニスを極限まで近づけている。
「はいよ」
 ”キリン”が言って、僕を引いた。
 長い手を伸ばし、僕の勃起肉棒に手のひらを添えて位置を固定すると、マフラーを使って円弧を描くように僕の躰を高々と持ち上げた。
 眼下に見えるのは、赤く爛れた先生の肛門だ。
 誘うように開いたその穴は、娼婦のヴァギナみたいにいやらしい。
「ぶち込んでおやり」
 彼女が反動をつけると、僕の耳元で風が鳴った。
 いったん高い位置に上げられ、そこから解き放たれた僕は、位置エネルギーを運動エネルギーに変え、先生の肛門をめざして弧を描く。
 膨れ上がった陰嚢の向こう、つるすべの股間からのぞく、不安と期待に満ちた先生の顔。
 眼鏡の奥の眼は、欲情でギラギラしている。
 自分で両の太腿をぎゅっと握り、1ミリでも快感を味わう面積を増やそうと、先生は僕に肛門を向けている。
 ナオミは横から手を伸ばして、そんな先生の勃起ペニスを僕の軌道から反らすように自分のほうへと捻じ曲げている。
 加速がかかった。
 衝撃に備え、僕は身体を反り返らせた。
 自分が一本の怒れる神の鉄槌にでもなったつもりで、思いっきりペニスを突き出してやる。
 ぐすっ。
 次の瞬間、
 生々しい衝撃とともに、
「ぐわああああああっ!」
 先生の歓喜の声が、深夜の地下街に朗々と響き渡った。

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