R指定

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
177 / 664

169

しおりを挟む
 唯一の救いは、尖った踵でじかに踏まれたわけではないことだった。
 踵と靴の底のすき間で、ペニスを床に押しつけられたのである。
 が、彼女の言う通り、これでは動けない。
 正座の姿勢で座った僕は、少し足を開いている。
 その太腿と太腿の間に彼女の脚が突き刺さり、僕の勃起肉棒を床に釘付けにしているのだ。
「どう? 変態君、気持ちいい?」
 つま先をグリグリ動かして、女が訊く。
 僕は答えない。
 いや、答えられないのだ。
 なぜって、そう・・・。
 気持ちよくなりかけていたからである。
 ここで正直にうなずきでもしたら、僕は自分が真正の変態だということを白状したも同然だ。
 だが、もしかしたら彼女は、そんな僕の変化を敏感に感じ取っていたのかもしれない。
 肉厚の赤い唇をにやりと笑いの形にゆがめると、仲間たちの顔を見回して、信じられないことを言ったのだ。
「みんな、そんなふうにただ突っ立って見てないで、この変態君の躰、触ってやりなよ。たとえばこの勃起乳首とかさ。みんなで可愛がってやれば、こいつ、きっと喜ぶと思うよ。白いお汁とか出してさ」
 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

カテーテルの使い方

真城詩
BL
短編読みきりです。

童話パロディ集ー童話の中でもめちゃくちゃにされるって本当ですか?ー

山田ハメ太郎
BL
童話パロディのBLです。 一話完結型。 基本的にあほえろなので気軽な気持ちでどうぞ。

処理中です...