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唯一の救いは、尖った踵でじかに踏まれたわけではないことだった。
踵と靴の底のすき間で、ペニスを床に押しつけられたのである。
が、彼女の言う通り、これでは動けない。
正座の姿勢で座った僕は、少し足を開いている。
その太腿と太腿の間に彼女の脚が突き刺さり、僕の勃起肉棒を床に釘付けにしているのだ。
「どう? 変態君、気持ちいい?」
つま先をグリグリ動かして、女が訊く。
僕は答えない。
いや、答えられないのだ。
なぜって、そう・・・。
気持ちよくなりかけていたからである。
ここで正直にうなずきでもしたら、僕は自分が真正の変態だということを白状したも同然だ。
だが、もしかしたら彼女は、そんな僕の変化を敏感に感じ取っていたのかもしれない。
肉厚の赤い唇をにやりと笑いの形にゆがめると、仲間たちの顔を見回して、信じられないことを言ったのだ。
「みんな、そんなふうにただ突っ立って見てないで、この変態君の躰、触ってやりなよ。たとえばこの勃起乳首とかさ。みんなで可愛がってやれば、こいつ、きっと喜ぶと思うよ。白いお汁とか出してさ」
踵と靴の底のすき間で、ペニスを床に押しつけられたのである。
が、彼女の言う通り、これでは動けない。
正座の姿勢で座った僕は、少し足を開いている。
その太腿と太腿の間に彼女の脚が突き刺さり、僕の勃起肉棒を床に釘付けにしているのだ。
「どう? 変態君、気持ちいい?」
つま先をグリグリ動かして、女が訊く。
僕は答えない。
いや、答えられないのだ。
なぜって、そう・・・。
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