Ｒ指定

⑭

　先生は冷淡だった。
「自分で処理すればいいだろう。いつもしてるみたいに」
　そう吐き捨てるように言うなり、バタンとドアを閉めてしまった。
「ひどい･･･」
　僕は目の前で閉ざされたドアを、ただ茫然と見つめた。
　股間で立ち上がったペニスが不自然に重かった。
　先生は僕の大事な部分を弄るだけ弄って射精寸前にまで追い込んだ挙句、呆気なく放置してしまったのだ･･･。
「うわあああっ！」
　突然やり場のない悔しさがこみあげてきて、僕は己の勃起ペニスを両手で握った。
「くううううっ！」
　原始人が擂り粉木で火を起こす時みたいに、両手で激しくペニスをこすり立てた。
　それでも足りず、左手で乳首をつまみ、右手で竿を握りしめ、ピストン運動を開始する。
　長すぎる包皮が亀頭を刺激し、僕は海綿体を握る手にさらに力をこめ、しごきを加速させた。
　亀頭は新たに溢れた我慢汁でぬるぬる光っている。
　心臓が口から飛び出しそうにバクバクする。
　睾丸で熱いマグマが膨れ上がる。
　そして、おなじみのあのドクンドクンがやってきた。
「あふっ！　で、出ちゃうっ、出りゅっ！」
　少女のような裏返った声で叫び、
　どびゅっ。
　どびゅうっ。
　次の瞬間、僕は思いきり前に腰を突き出して、
「はぐうっ！　きゅうんっ！」
　青臭い栗の花の匂いのする白濁した液体を、音を立てて恥ずかしげもなく床一面にぶちまけていた。