バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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189 募る恋情⑮

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「きゅ、きゅうう・・・」

 僕は鳴いた。

 海綿体が引きつれるような激痛に、目尻に涙がにじんできた。

「少し我慢して…。すぐによくなるから」

 なだめるようなヨミの声。

 言いながら、折り曲げた僕のペニスの先で、肛門の周辺をなぞっている。

 亀頭の表面を濡らしたネバネバのカウパー腺液を、括約筋に塗りつけているのだ。

「アア、アアア、アアアアアアン…」

 痛みが、徐々に快感に変わり始めた。

 まずは、亀頭。

 僕の亀頭はふだん包皮に包まれているだけに、じかに触られることに馴れていない。

 でも、カウパー腺液がたっぷりまぶされている今は、別だった。

 オイル状の体液が潤滑剤になって、接触面がひどく気持ちいいのである。

 まるで、オナニーの後半、亀頭がヌルヌルになり、指で撫でまくっても痛みを感じなくなる頃のように…。

 そして更に、肛門である。

 僕の肛門は、ほぼ処女のヴァギナに近い。

 実父の指とヨミのペニスで、開発されたばかりだった。

 だから、入口は狭く、中も窮屈だ。

 それを、ヨミが、捻じ曲げた僕のペニスの先を使って、湿らせているのである。

 僕は涙に潤む目で再び鏡を見やった。

 僕の20センチを優に超える勃起ペニスは、ヨミの指で信じられない角度に折り曲げられてしまっている。

 そしてその怒張した兜状の亀頭部分を、自らの尻肉の間に開いたピンクの皺穴に3分の1ほどうずめているのだ。

 もともとツルスベのペニスがカウパー腺液でヌルヌルにコーティングされているため、これがまた・・・。

 気持ち、いい。

 亀頭表面のツルスベ具合のせいだろう。

 ヨミの指でオイルを塗られるよりも、こっちのほうが更に、感じてしまうのだ。

「自分で自分を犯してみる?」

 クスリと笑うと、次の瞬間、ヨミが折り曲げた僕のペニスを肛門にめり込ませ、あろうことか、前後に動かし始めた。

 くちゅくちゅくちゅ・・・。

「アアアアアアアア・・・」

 僕の喉から、甘い声が迸る。

 己のペニスで己の肛門を犯す…。

 その背徳的な行為に、僕は脳内が一気に白熱するような愉楽に包まれた。



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