バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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188 募る恋情⑭

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 僕は床に頬を押し付けたまま、目だけを動かして洗い場の鏡を見た。

 ヨミがアングルまで考慮してくれたおかげだろうー。

 そこには、恥ずかしい僕の姿が、あからさまなまでに全映しになっていた。

 高々と掲げた尻。

 その尻肉を自ら伸ばした両手でつかみ、左右に割り、はざまの奥に穿たれた肛門を晒している。

 ヨミはといえば、そんな屈辱的な体勢を取らされた僕の股倉に右手を突っ込みー。

 むんずとばかりに握った勃起し切った陰茎を、180度捻じ曲げて自分のほうへと向けているのだ。

 尻の下から尻尾のように真後ろに突き出たバキバキの筋肉棒。

 鎧のような海綿体に覆われたピンク色のそれは、青白い静脈が網の目状の模様を浮き上がらせている。

「クアアアア・・・」

 快感に痺れる僕の反応を楽しむかのように、ヨミがその肉棒を指で圧迫して扁平に変形させ、雁首から始めて徐々に根元まで撫でさすっていく。

 いつもは真円に近い断面が五平餅みたいに横にひしゃげた形になり、それに従い包皮が捲れて亀頭が露出する。

 僕の亀頭は充血のあまり恥辱まみれの赤ピンク色を呈し、しかも前駆液だらけで恥ずかしいほどヌルヌルだ。

 ヨミはその長さ20センチを超える規格外の生殖器官に顔を近づけ、手触りと匂いを楽しんでいるのだった。

「この形、悪くない…。筋肉で結節ができて、凸凹で…。いかにもワイルドで、けものっぽい。ああ、それでいて、ふだんは包皮に覆われているこの亀頭部分の初々しさと言ったら…。完全にムケた大人のペニスでは味わえない過敏さが、なんといっても僕の欲情をそそるよ…」

 そんなことをうわごとのようにつぶやきながら、やがて僕の勃起ペニスをぎゅうっと逆手に握ると、

「まず、自分の体液で、アナルを湿らせるとしようか…」

 へし折るように握った肉棒を無理やり急角度に折り曲げていき、次の瞬間、あり得ないことをやり遂げた。

 あろうことか、大きく湾曲させた僕のペニスの濡れた先っちょを、僕の肛門の入口に押し付けたのである!
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