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187 募る恋情⑬
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「犬になって」
ヨミが言う。
「い、いぬ?」
「うん。四つん這いになって、お尻を僕のほうに向けるんだ」
「は、恥ずかしいよ…」
「今更何言ってるの? 僕は和夫のお尻を見たいんだよ。きゅっと締まって、可愛い君のお尻が」
「ただ、見る、だけ?」
「ふふふ、それは、犬になってくれたらの、お楽しみ」
言われるまま、腹ばいになり、徐々に四肢を伸ばしていった。
「腕は肘まで床につけて。そうして、背中を反らし、お尻だけ、高くするんだ」
「そ、そんなことしたら、あ、穴が…」
「だから、いいんじゃないか」
くすくす笑うヨミ。
「僕は君の穴の中が見たいんだから」
穴の、中…?
他の者の発言なら、変態の一言で片づけられただろう。
でも、相手がヨミとなると、話は別だった。
僕自身、見られたいという気持ちが、強い。
ヨミに、躰の隅々まで、見られたい…。
そうして、ただ見るだけじゃなく、最初にこの屋敷を訪れた時に、希京が僕にしたようなことを、今度は…。
「わあ、赤い!」
ふいに、真後ろでヨミの声がして、同時に尻の割れ目に吐息がかかり、危うく僕は飛び上がりそうになった。
床のタイルの上に跪いたヨミが、僕のお尻の谷間を覗き込んでいるのだ。
「ねえ、顎を床につけて、両手を自由に使えるようにしてくれない?」
「ど、どうして?」
奇妙な要求に、つい訊き返すと、
「自分の手で、お尻の穴を開いてほしいんだよ。両手でそれぞれお尻の肉を掴んでさ、左右にぎゅうっと引っ張るんだ。そうして、アナルの中がどうなってるか、僕によーく見せてほしいんだ」
「そ、そんな…」
僕は絶句した。
ただでさえ恥ずかしいのに、自分の手で、中を見えるように、肛門の穴を拡張するだなんて…。
興奮でバキバキに勃起したペニスは、限界まで立ち上がり、ほぼ下腹に密着している。
下顎を床につけるともう後ろは全く見えないけれど、それだけはよくわかる。
「和夫が自分でアナルを開いてくれると、いいことが色々あるんだよ」
そろそろと腕を後方に伸ばし、それぞれの手で左右の尻肉を鷲掴みにすると、見えない所でヨミが言った。
「い、いいことって?」
不自然な体勢で、なんとか声を絞り出し、訊き返す。
「だって、そうすれば、僕の両手が自由になるじゃないか。だから例えば、こんなふうに」
ヨミが下から差し入れてきた手で、下腹に沿って怒張したペニスをぎゅっと握ってきた。
握ったまま、真後ろに向かって、何かのレバーを操作するように、根元を中心にして徐々に倒していく。
「うぐ…あああっ」
勃起ペニスを180度ねじられ、僕はたまらず喘いでしまう。
痛かったからではない。
むしろその逆だった。
SMチックで、甘美で、背徳的ー。
つけ根を起点に勃起ペニスをぐいぐいねじ回されるその感触ときたら、まさに僕の望むものだったのだ…。
ヨミが言う。
「い、いぬ?」
「うん。四つん這いになって、お尻を僕のほうに向けるんだ」
「は、恥ずかしいよ…」
「今更何言ってるの? 僕は和夫のお尻を見たいんだよ。きゅっと締まって、可愛い君のお尻が」
「ただ、見る、だけ?」
「ふふふ、それは、犬になってくれたらの、お楽しみ」
言われるまま、腹ばいになり、徐々に四肢を伸ばしていった。
「腕は肘まで床につけて。そうして、背中を反らし、お尻だけ、高くするんだ」
「そ、そんなことしたら、あ、穴が…」
「だから、いいんじゃないか」
くすくす笑うヨミ。
「僕は君の穴の中が見たいんだから」
穴の、中…?
他の者の発言なら、変態の一言で片づけられただろう。
でも、相手がヨミとなると、話は別だった。
僕自身、見られたいという気持ちが、強い。
ヨミに、躰の隅々まで、見られたい…。
そうして、ただ見るだけじゃなく、最初にこの屋敷を訪れた時に、希京が僕にしたようなことを、今度は…。
「わあ、赤い!」
ふいに、真後ろでヨミの声がして、同時に尻の割れ目に吐息がかかり、危うく僕は飛び上がりそうになった。
床のタイルの上に跪いたヨミが、僕のお尻の谷間を覗き込んでいるのだ。
「ねえ、顎を床につけて、両手を自由に使えるようにしてくれない?」
「ど、どうして?」
奇妙な要求に、つい訊き返すと、
「自分の手で、お尻の穴を開いてほしいんだよ。両手でそれぞれお尻の肉を掴んでさ、左右にぎゅうっと引っ張るんだ。そうして、アナルの中がどうなってるか、僕によーく見せてほしいんだ」
「そ、そんな…」
僕は絶句した。
ただでさえ恥ずかしいのに、自分の手で、中を見えるように、肛門の穴を拡張するだなんて…。
興奮でバキバキに勃起したペニスは、限界まで立ち上がり、ほぼ下腹に密着している。
下顎を床につけるともう後ろは全く見えないけれど、それだけはよくわかる。
「和夫が自分でアナルを開いてくれると、いいことが色々あるんだよ」
そろそろと腕を後方に伸ばし、それぞれの手で左右の尻肉を鷲掴みにすると、見えない所でヨミが言った。
「い、いいことって?」
不自然な体勢で、なんとか声を絞り出し、訊き返す。
「だって、そうすれば、僕の両手が自由になるじゃないか。だから例えば、こんなふうに」
ヨミが下から差し入れてきた手で、下腹に沿って怒張したペニスをぎゅっと握ってきた。
握ったまま、真後ろに向かって、何かのレバーを操作するように、根元を中心にして徐々に倒していく。
「うぐ…あああっ」
勃起ペニスを180度ねじられ、僕はたまらず喘いでしまう。
痛かったからではない。
むしろその逆だった。
SMチックで、甘美で、背徳的ー。
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