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186 募る恋情⑫

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「き、きもち、いい…」
 
 敏感になった乳首をふたついっぺんにいきなり抓まれ、僕は烈しくのけぞった。

 ヨミは僕の股間に顔をうずめ、勃起した器官をすっぽりと咥え込んだまま、両手を伸ばして乳首を抓んでいる。

 万歳するように両腕を伸ばし、僕の躰の前面に額を密着させ、指と口を動かし始めた。

 くりくりくりくり…。

 じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼ…。

 硬く尖ったグミみたいな乳首を、乳頭に爪を立てられたまま捩られて、それと同時に陰茎を口淫攻めされるー。

「ああっ! あああっ! はううっ!」

 ヨミの巧みな指使いと舌使いに、僕は欲情マックスになり、またぞろバキバキに勃起せざるをえなかった。

「どう?」

 いい加減しゃぶっておいて、ヨミが僕の陰茎から口を離す。

 すっかり皮のめくれた僕の陰茎は、包皮のワッカの中から丸い亀頭をむき出しにしている。

 ヨミの唾液でぬるぬるになったその部位は、充血して薄ピンク色に染まっている。

「い、いい…」

 つい、甘えるような声がでてしまった。

「おいしかったよ、君の精液」

 舌で口の周りに付着した白濁液をひと舐めし、ヨミがその美しい顔に淫蕩な笑みを浮かべた。

 ヨミの舌は僕のミルクでドロドロだ。

 それだけでなく、僕の白濁液はヨミの口の中で納豆みたいに糸を引いている。

「もっと、飲みたいな」

 ヨミの淫蕩な笑みが顔中に広がった。

「まだ出せる? そうだと僕、嬉しいんだけど」

「う、うん…」

 僕は股間で自己主張する己の生殖器官に目をやった。

 ついさっき射精したばかりだというのに僕の肉バナナは自慢したくなるほど大きく育ち、硬く尖って反っている。

 正直、涙が出そうなほど、幸せだった。

 浴室で、ヨミとふたりっきり、全裸でむつみ合い、しかも、気持ちいいこと、され放題…。

「俺も、もっと、ヨミに、飲んで、ほしい…」

 舌っ足らずな甘えた口調でそう答えると、僕は右手で怒張し切った自分の男根を握り、ゆっくりと扱き始めた。



 
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