バナナの皮を剥くように ~薔薇色の少年~ 

ヤミイ

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181 募る恋情⑦

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 くちゅくちゅくちゅくちゅ・・・。

「アアン、アアン、アアン・・・」

 かき混ぜながら、広げていく。

 拡張された僕の穴は、注ぎ込まれたボデイシャンプーでもうヌルヌルだ。

「これでよし」

 ヨミがプラスチックの椅子を引き寄せ、尻を乗せて僕の骨盤に両手を当てた。

「一度立ち上がって、今度はそのまま、ゆっくりと、僕の膝の上に坐るんだ」

「こ、こう…?」

 言われた通りに身をかがめていくと、ヨミが右手で僕の腰を抱き、左手を己の股間に添えた。

「そのまま、まっすぐ、そう、そこ、そこだよ」

 尻の割れ目に熱く固いものがはまりこむのがわかった。

 勃起したヨミのペニスである。

 尖った先端が肛門に触れると、

 ちゅぷっ。

 かすかな粘液の音がした。

「逃げないで」

 及び腰になる僕を、ヨミが片手で引き寄せる。

 もう一方の手は、ペニスに添えられ、最後の位置の調節にかかっている。

 ぬるっ。

「ああっ」

 入った途端、声が出た。

「その調子」

 ヨミが両手を僕の下腹に回し、優しく膝の上に座らせていく。

 ずぶっ。
 
 固く熱いものが入ってきた。

「アアアアアアアア・・・」

 貫かれ、僕は反り返る。

「もう少し、我慢して。すぐに気持ちよくなるから」

 ずぶずぶずぶっ。

 体重をかけると、ヨミの生殖器官が僕の中で垂直に突き立った。

 首を振って、痛みがないことを訴える。

 それどころか…。

 初めてなのに、これ…。

「あふ、き、きもち、いい…」

 股を開いて、自身の勃起具合を誇示して見せつける。

「素敵だ…」

 ヨミが右手を回して僕を握りしめた。

「そういう子、たまにいるけど、まさか、君も、そうだったなんて」

「そういう、子?」

「初体験の時から、感じる子だよ。生まれついての、肛門性愛者とでもいうのかな」

「俺、以外、にも…」

 嫉妬でますます怒張してきた。

 ヨミはいったいこれまで何人の男とこんなことをしてきたのだろう?

「裏筋で、いい?」

 ヨミの右手が、僕のペニスの皮を剝き、裏筋を親指の腹で撫で回し始めた。

 無人の大浴場。

 そこにはー。

「ち、ちくび、も…」

 そう思わずねだってしまうふしだらな僕と、白い淫魔と化したヨミだけがいた。


 
 
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